「就職活動の面接、緊張するなぁ…」
「明日のプレゼンは失敗できないから緊張する!」
面接や仕事の商談、大勢の人の前で話すときなど人生で緊張する場面はたくさんありますよね。
直前まで頑張って準備をしていても、本番で緊張してしまって自分の力を十分に発揮できないなんてこともあります。
今日はそんな大事な日の緊張をほぐす方法を教えます。
緊張をほぐすときに重要なのが、「誰でもその場で簡単にできる」ことです。
できれば道具などは何も使わないで、誰にも気付かれずにこっそり緊張をほぐしたいですよね。
そんな時に使えるのが、生きていれば誰でもしている「呼吸」です。
その呼吸を自らコントロールするのです。
突然ですが、呼吸とは何か考えたことはありますか?
普段何も意識していない呼吸ですが、呼吸とは、酸素を吸い込んで二酸化炭素を吐き出すことです。
人は毎日2万回以上呼吸をしています。
現代人である私たちは、仕事や人間関係のストレスで呼吸が速くなったり浅くなりがちです。
呼吸が速くなったり浅くなると、自律神経が乱れ不安が増し体力も消耗します。
つまり正しい呼吸をしていないと、体や心に負担をかけることになってしまうのです。
しかし正しい呼吸をすることで血流が良くなり、心にも余裕が出てきます。
緊張やストレスを感じたときに頭で考えるのではなく、呼吸を整えることを意識すると自然に心も頭も安定してくるのです。
いつも無意識にしている呼吸ですがただ呼吸をすればいいというものではなく、呼吸の質が大事になってくることがおわかりいただけたでしょうか。
それでは緊張をほぐすための呼吸法がいくつかあるのでご紹介します。
呼吸法で緊張をほぐす!その方法は?飲み物や食べ物より効果あるってホント⁉
緊張してるときやストレスを感じたときにまず思い出してほしいのが深呼吸です。
ただ大きく吸って吐けばいいというものではありません。
具体的には4秒かけて息を吸い、8秒かけてゆっくり吐きましょう。
吸う息と吐く息が1対2になるのが効果的なので、自分に合ったペースを見つけて深呼吸をしてみましょう。
次に腹式呼吸です。
腹式呼吸は、鼻で息を吸ったときにお腹をふくらませ、吐くときにお腹をへこませる呼吸法です。
腹圧をかけてお腹をふくらませたりへこませたりする呼吸法のため、通常の呼吸より自然とゆったりとした呼吸になります。
腹式呼吸を意識的に行うことで自律神経のバランスが整います。
次に丹田呼吸法です。
丹田呼吸法は、腹式呼吸をさらに深めた呼吸法になります。
丹田とはおへその下約9㎝のところにあるツボです。
丹田呼吸法のやり方は、丹田の位置に両手を軽く当てて腹式呼吸と同じように自然にゆっくりと呼吸をします。
そして吐くときは丹田に力を入れて、丹田と吐く息に意識を集中させます。
丹田呼吸法がうまくできていると身体がポカポカと温まってきます。
いかがでしたか?
どれも意識するだけで簡単にできますよね。
そしてもうひとつぜひ頭に入れておいてほしいことがあります。
それはため息です。
ため息はネガティブなイメージを持つ方が多いですが、実はため息も血流を改善し、副交感神経の働きを高め自律神経のバランスを整える効果があるのです。
ゆっくり呼吸法をやる時間がないときや大事な場面の直前にパッとできておすすめですよ。
呼吸法だけじゃない!緊張をほぐすツボ教えます!
呼吸法だけではまだ緊張がほぐれないという方のために、緊張がほぐれるツボもあるので教えますね。
今回は呼吸法と同じですぐに試せて道具も必要ない、手のツボをご紹介します。
会議中の机の下などでさりげなくこっそりできますね。
まずは万能のツボ、合谷です。
ツボに詳しくない人でも一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。
合谷は、手の甲側の親指と人差し指の付け根のくぼみの骨が交わる手前のところにあります。
人差し指側に向かって少し強めに押して揉んでください。
次に神門というツボです。
神門は手首の横ジワの小指側の少しくぼんだところにあります。
ストレスや緊張などによる不安やイライラした気分を和らげる効果があります。
最後は労宮です。
労宮は手のひらの真ん中にあります。
手を握ったときに中指と薬指の先の間にあるのが労宮のツボです。
ストレスや精神的な緊張で興奮状態になった自律神経を鎮める効果があります。
どのツボも痛いけど気持ちいい程度に押しもみしてください。
呼吸法もツボ押しも簡単にできるのでやってみてくださいね。
まとめ
どんな場面でも緊張はつきものです。
緊張していることは決して悪いことではありません。
いい緊張感があるからこそ、本来の実力以上のものが発揮できる場合もあります。
今回ご紹介した呼吸法やツボはどれも簡単にできるものです。
緊張をほぐす方法を知っているのと知らないのでは大違いです。
自分の中でこれをやれば緊張がほぐれると暗示をかけるのも大切ですね。
自分に合った緊張のほぐし方を見つけてみてください。
緊張している自分をコントロールし、緊張と上手に向き合いましょう。
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