美容や健康の為にダイエットをするのはとても素晴らしいことです!
わかってはいるものの、効果を期待して行うものですから効果が出ているのか、目標に近づいているのかがわからないと中々モチベーションを維持するのは難しいですよね。
そこで既に色々調べているとは思いますが、今では体脂肪率が測定できる体重計がたくさん販売されています。
しかし、まだ購入に至らずに情報を調べていたり、既に購入しているけれども毎日目まぐるしく変わる数値にその体重計を信用していいものかどうか、悩んでこちらにたどり着いた方も多いのではないでしょうか??
そんな体脂肪率も測れる体重計の信憑性についての答えは、「参考程度にはすることはできるが、その誤差は思ったよりも大きい」です。
それではそのメカニズムについてお伝えしていきましょう。
体重計が体脂肪率を測る仕組みはこれ!あてにならない原因も徹底究明!
まず根本的な理由として、こういった体脂肪を測ることのできる体重計はどのように体脂肪率を測定しているのでしょうか。
答えはズバリ!身体を流れる電気の通りやすさを利用しています。
人間の身体は、その60%以上が水分であることは有名ですよね。
水は非常に電気を通りやすく、逆に肥満などの原因である脂肪は電気をほぼ通しません。
そのため、体重計がどうやって体脂肪率を測っているかと言うと、体重計から微弱な電気を身体に流し、行き帰りの差から体脂肪を測定しているのです。
それだけ測定方法についても明確になっているのであれば、体脂肪率は正確に測定できているのではないか?と思われるかもしれませんが、実はここには落とし穴があるのです。
最初に認識していただきたいのが、身体全体に電気を行き渡させる事のできる体重計ほとんど存在しません。
ある一部のメーカーのものだけが、メーカー公式HPで身体全体に電気を行き渡らせることができると記載しています。
取手を引っ張って測定するものが当てはまりますね。
しかし、仮に身体全体に電気を行き渡させる事のできる体重計を使っていたとしても、身体の中の水分量が人間は一定ではないのです。
冒頭でもお話しした通り体重計が体脂肪率を測るために必要な情報は体内の水分量です。
そして体内の水分量は状況によって大きく変化します。
それこそ、お風呂の前と後で測り比べるとわかるかと思います。
お風呂にゆっくり浸かると、皮膚が「ふやけた状態」になりますよね?
それはすなわち皮膚が水分を吸収している証拠ですから体脂肪率は低く出るのです。
他にも様々なシチュエーションを想像してみましょう。
・起きた直後
寝ている間に人間は約500mlから1,000mlの水分が汗や呼吸から奪われていると言われています。
すなわち起きた直後に体脂肪率を測ると高めに表示されます。
・身体がむくんでいるとき
身体のむくみの原因はほとんどが水分です。
特に女性などは生理中にむくみやす状態になりますよね。
なんだか身体が(むくんで)腫れぼったいにも関わらず体脂肪率は低く表示されます。
これだけ、普通に生活している中でも時間や状況で体内の水分量が変わるので、コロコロ表示が変わってしまうのです。
とても正確とは言いにくいですよね。
体重計で体脂肪率を測ることは絶対に無理?測り方次第では参考にはできる!
それでは、体脂肪率はどうすれば正しく測定することができるのでしょうか。
その答えは「現状ない」というなんとも腑に落ちない返答しかできません。
しかし、体脂肪率を測れる体重計を購入する事は必ずしも間違いではありません。
各メーカー色々な技術を投入して体重計を作っているわけですから、しっかりとポイントを抑える事である程度参考にできる数値へと変えることができるのです。
そのポイントとは、
①結果に一喜一憂しない事。
②出来るだけ同じ条件で測定する事。
③取扱説明書に記載された事柄を守る事。
第一に、結果に対して一喜一憂しないこと。
先ほどからお伝えしておりますが、あくまで体重計で測れる体脂肪率はきっちり正確なわけではありません。
それこそ、3〜5%の誤差なんて当たり前です。
昨日より今日、今日より明日が悪い結果になっても、その都度一喜一憂してしまってはせっかくのダイエットや健康維持に対するモチベーションも長続きしません。
あくまで参考値としてとらえるようにしましょう。
次に出来るだけ同じ条件で測定する事。
ただでさえ誤差があるのにも関わらず、毎日違った条件で測定していては表示された数値になんの信憑性も無くなってしまいます。
それでは、身体の方を出来るだけ同じ条件にしてあげて測る事で信憑性を上げることができます。
更には同じ時間帯、同じ条件で1日に複数回測る事でも信憑性を上げることができますので是非実践してみてください。
その結果を時間帯ごとにノートに書き記しておき、のちにグラフに表すことで体脂肪率の減少などを実感することができますよ。
最後に取扱説明書に記載された事柄を守る事。
特に濡れた状態で測ったり、靴下を履いていたりいなかったり、計測時間を短くしてしまったりして誤差は広がる一方。
取扱説明書に記載された正しい計測方法を必ず守るようにしていきましょう。
まとめ
ダイエットや健康維持のために既に体脂肪率を測れる体重計を購入されている方も少なくないかと思います。
今回の記事を読んで多少ネガティブなイメージを持たせてしまったかもしれませんが、適切に活用する事で十分役に立たせる事もできるので悲観的にはならないでください。
そもそもダイエットや健康維持に関しては、規則正しい生活を心がける事が重要ですから、体重計に乗る事も規則正しく、出来るだけ毎日変わらない条件で行う事が成功への道です。
また、継続は力なり!同じ条件で測り続けた数値をしっかり管理する事で、ダイエットや健康維持に役立てる事ができます!
正しく活用して、ダイエットや健康管理を成功させましょうね!
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