お正月の縁起物、おせち料理。嫌いな食べ物があるならこれで解決!

お正月料理の定番といえば、おせちを代表とする縁起物ですよね。

 

お重にぎっしり詰まった色とりどりの縁起物。黒豆、伊達巻、栗きんとん、数の子、田作り、紅白なます、まだまだあります。

 

きれいに詰められたおせちを見ると確かにお正月気分は高まりますが、正直なところ、おせち好きですか?ものすごく食べたい!と思いますか?お正月の定番だから何となく毎年用意しているけれど、実はそんなに食べたい物が入ってない、という人、多いのではないでしょうか。

 

今はおせちをデパートで買ったり通販で注文したりすることも増えてきました。せっかく高いおせちを買ったのに、後半はたいして好きでもない料理に仕方なしに箸をつけているなんて、もったいないと思いませんか?

 

それなら、定番のおせちにとらわれることなく、好きなものばかり詰めたオリジナルおせちを作ってしまいましょう!

 

おせちの縁起物にはそれぞれ意味があります。おせちの由来と、それぞれの食べ物の意味が分かれば、自分に必要な縁起物をおさえた自分だけのオリジナルおせちを作れます。お正月をもっと楽しく彩ってくれるはずですよ。

 

 

目次

お正月に食べるもの、おせちの由来を解説

 

そもそもお正月におせちを食べるようになった由来を知っていますか?

 

昔はすべてのものに神様が宿っているとされ、料理に使うかまどにも神様がいると考えられていました。かまどの神様に正月三が日くらいは休んでもらうため、三が日の間は火を使わないようにしたのが始まりとされています。

 

また、かまどの神様と同じく、毎日料理をしている主婦がゆっくり休めるようにという意味も込められていたとされています。おせちの食べ物に保存のきくものが多いのは、こういった理由からだったんですね。

 

つまり、もとは主婦に楽をしてもらうために始まったようなもの。それならば、日頃家事をがんばっているあなたがおせちのことで嫌な思いをするのは本末転倒です。日本の伝統にとらわれて、好きでもないおせちの定番料理をそろえる必要もありませんよね。

 

いつまでたっても無くならない紅白なますにうんざりしたり、食べたくもない黒豆を毎日ノルマのようにつまんだり、おせちはもう飽きた~なんてわがままを言い出す夫のために他の料理を作ったり、そんな悩みはもうおしまいです。

胸を張って、自分の食べたい物、好きな物だけ詰めた、夢のおせちを作ってください。

 

 

お正月の縁起物の食べ物意味を解説

 

 

さて、おせちといえば五段か三段のお重が定番です。これは「めでたさを重ねる」という縁起かつぎからきているようです。

 

お重に入れてしまえば出すのも片付けるのもあっという間なので手間が省けていいですね。

でも、わざわざお重を用意するのが面倒なら、ただの保存容器にいれてしまっても問題ありません。大事なことはあなたがいかに楽をするかです。

 

それではお正月の代表的な縁起物について、こめられた意味別に紹介します。

この中から欲しい縁起物だけ選ぶもよし、新しく連想して他の料理に変えてしまうのもよし。

自由におせちをデザインしてください。

 

①家族・生活について

例1:数の子…卵の数が多いところから、子孫繁栄を願って。

例2:たたきごぼう…ごぼうが地中深く根をはるところから、暮らしの安定を願って。

 

②健康について

例1:黒豆…日焼けするほどマメに健康に働けるように。

例2:エビ…えびのように腰が曲がるまで生きられるように。

 

③財産について

例1:栗きんとん…栗やさつまいもの金色を財宝に見立て、金運が上がるように。

例2:錦玉子…黄身が金、白身が銀、二色(にしき)が錦に通じ、金運が上がるように。

 

④仕事・勉強について

例1:ぶり…出世魚なので、出世できるように。

例2:伊達巻…巻物のように見えるところから、知識がつくように。

 

⑤全体的な運について

例1:昆布巻き…よろ『こぶ』に通じるところから、喜びの多い一年になるように。

例2:紅白なます…紅白で縁起がいいので。

 

他にも定番の食べ物はたくさんありますが、こうして見ると縁起というのは昔の人のしゃれがもとになっていたことがよく分かります。ほとんどこじつけのようなもの。

ますますおせちの定番にとらわれる必要はないと実感できたのではないでしょうか。

 

例えば伊達巻を変更するなら、巻物つながりでロールケーキにしてしまう。

チョコレートだって黒いマメ(カカオ)からできていますし、フィナンシェは金の延べ棒が形の由来ですから、いかにも金運が上がりそうです。紅白なら、いちごとバニラのマカロン。

そんな風に考えれば、「スイーツおせち」なんてものも作れるかもしれませんね。

 

 

まとめ

昆布でよろ『こぶ』なんて、今ならオヤジギャグと笑われそうです。でも、昔の人はそうやってお正月を楽しんでいたのでしょう。

 

その遊び心を忘れて伝統にばかりとらわれてしまっては、楽しいはずのお正月がつまらないものになってしまいます。

 

一年に一度しかないイベントですから、思いきり楽しんでおせちを作ってみてください。

もちろん、買ってきたものを詰めるだけでも十分です。

あなたが考えた新しい縁起物が、将来おせちの定番になっているかもしれませんよ。

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