食欲は人間の三大欲求のひとつとされています。
目の前に美味しいものがあるとついつい食べ過ぎてしまいますよね。
そして後から気持ちが悪くなって、あのとき食べ過ぎたことを後悔するものです。
しかし食べ過ぎてしまったものはもう取り返しがつきません。
食べ過ぎで気持ち悪いときに楽になる5つのツボをご紹介します。
これからお教えするツボを押して解消し、少しでも楽になりましょう。
その前に、食べ過ぎで気持ち悪くなる原因は何だと思いますか?
食べた物は胃に運ばれます。
胃の中では胃酸が食べ物の消化を進めます。
食べ過ぎると胃での消化が追い付かなくなり、胃酸が出すぎたり逆流したりすることが気持ち悪さの原因になるのです。
そのため、胃の消化を助けることが気持ち悪さを解消するポイントになります。
それでは食べ過ぎたときに胃の調子を整える効果のあるツボを5つご紹介します。
- 合谷(ごうこく)
親指と人差し指の骨が交わる人差し指側にあります。
- 梁丘(りょうきゅう)
ひざの皿の外側の上縁から指3本分あがったところにあり、やさしく揉んでください。
- 章門(しょうもん)
一番下の肋骨の先端にあります。温めるイメージで、手のひら全体でなでてください。
- 足三里(あしさんり)
足のひざの皿の斜め下外側にあります。押すといた気持ちいい程度に押してください。
- 三陰交(さんいんこう)
内くるぶしの頂点から指3本上にあります。
食べ過ぎたときに出るしゃっくりの止め方はあるの?
食べ過ぎると気持ち悪くなるだけではなく、しゃっくりが出て苦しい思いをしたことはありませんか?
食べ過ぎのときのしゃっくりは意外とツライものですよね。
しゃっくりは横隔膜の痙攣から起こる生理現象です。
しゃっくりの中には病気が原因のものもありますが、一般的に食べ過ぎて短時間で止まるようなしゃっくりは病気の心配はありません。
よくあるしゃっくりの止め方はワッと驚かせるというもの。
しかし一人ではできませんよね。
次に水を飲んだり、息を止めたりします。
しゃっくりが出るとだいたいの人はすでにこの辺は試しているでしょう。
それでは何か他に方法はないでしょうか。
まずはしゃっくりを止めることから少し離れて、別のことに集中してみましょう。
ちょっと考えないとできないような二桁×二桁の掛け算の暗算などがおすすめです。
それでも止まらないときはツボを押してみましょう。
- 天突(てんとつ)
左右の鎖骨の間のくぼみにあります。
苦しくない程度に人差し指を引っ掛けるようにして押します。
- 内関(ないかん)
手首のしわから指3本分下にあります。
少しずつ力を入れて押していき、そのまま5秒押し続けましょう。そしてまた少しずつ力を緩め、それを繰り返しましょう。
- 太渓(たいけい)
内くるぶしとアキレス腱の間のくぼみに位置します。
くぼみに人差し指をあてて、アキレス腱に引っ掛けるように押します。
どうですか?
止まりましたか?
他にも白湯を飲んだり飛び跳ねるなどがありますが、実はしゃっくりが絶対に止まるというものはありません。
色々試してみて自分にあった止め方を見つけてください。
もし何時間も止まらない場合は食べ過ぎ以外のしゃっくりの可能性もあるので、病院を受診するようにしてください。
食べ過ぎて苦しい!寝る向きのオススメの向きは右向き?左向き?
食べ過ぎると苦しくて横になりたくなりますよね。
でも仰向けだと苦しいし、うつ伏せなんて全然できませんよね。
それでは右向きと左向きどちらに向けばいいのかわかりますか?
答えは右向きです。
横になるときは右側を下にして横になりましょう。
これには胃の向きが関係しています。
胃の出口は右側にあるため、右側を下にすることでスムーズに腸に流れていくからです。
しかし、胃の形は人それぞれです。
正常の胃や鉤状胃、胃下垂の人の場合は右側を下にする方がいいでしょう。
反対に、左側を下にした方がいいのは逆流性食道炎になりやすい人です。
逆流性食道炎になりやすい人が右向きで横になってしまうと、胃酸が逆流して胸焼けなどを起こしてしまう場合があります。
自分がどんな胃なのかきちんと把握しておきましょう。
苦しくてすぐ横になりたくなるのはわかりますが、胃に圧力がかかってしまうため横になる場合はお腹が落ち着いてから横になりましょうね。
まとめ
ストレスで暴飲暴食したり、美味しくてつい食べ過ぎてしまうことは誰にでもあることです。
本来なら腹八分で食べるのをやめておけばいいのですが、そうはうまくはいきません。
食べ終わって気持ち悪くなってからはじめて後悔するものです。
体重が増えてしまったり、むくんでしまったりと食べ過ぎてあまりいいことはありません…。
もし食べ過ぎてしまったときは、今回ご紹介した食べ過ぎによる気持ち悪さの解消法を参考にして過ごしてみてくださいね。
そして食べ過ぎた翌日は運動したり、食事をコントロールするなどして上手に過ごしましょう。
それではくれぐれも食べ過ぎには注意してくださいね!
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