ヨーグルトってお好きですか?
昔から健康に良い食品と言われているヨーグルトですが、一体どんな効果がある食品なのでしょうか?
ヨーグルトには、乳酸菌の働きによって整腸作用や美肌効果、免疫力強化のほか、花粉症の予防・改善やインフルエンザの予防効果、その他アトピー性皮膚炎の緩和などなど、様々な嬉しい効果があるとされています。
また、ヨーグルトの主な栄養素は、たんぱく質・脂質・炭水化物の三大栄養素と、カルシウム・ビタミンB2となっています。
これらの栄養素がカロリーに対して豊富に含まれていることもあり、ヨーグルトは兼ねてより健康食品といわれるようになったのです。
ヨーグルトの嬉しい効果を得るためには、まとめていっぱい食べるよりも、毎日継続して食べ続けることが大切です。
市販のヨーグルトを販売するメーカーからは、1日100gからヨーグルトを食べ続けることが推奨されています。
でも毎日毎日100gのヨーグルトを欠かさず食べ続けるのってけっこう経済的にも負担がかかるんですよね。
一人暮らしの方であれば、もしかするとそこまで気にならないかもしれませんが4人家族とか5人家族とか複数人いる家庭で、みんな一人一人が毎日ヨーグルトを100g食べ続けようと思うとけっこうお金もかかっちゃいます。
そこでおすすめなのが、自家製ヨーグルトです。
実はヨーグルトって自宅で作れちゃうんですよ。
しかも簡単なんです。
材料を混ぜて、常温放置するだけでOK。
今回は、体にもお財布にも優しい自家製ヨーグルトの作り方や作るときの注意するポイントなどをご紹介したいと思います。
ヨーグルトを常温で作る方法とは?
毎日継続して食べたいヨーグルトを自宅で簡単に作ることができれば魅力的ですよね?
最近では、おいしいヨーグルトが簡単に自宅で作れる家電製品として、市販のヨーグルトメーカーといった商品も手軽に入手できるようになりました。
しかし、今回はヨーグルトメーカーをわざわざ買わなくてもおいしい自家製ヨーグルトを手作りする方法をご紹介します。
しかも今回ご紹介するのは材料さえ混ぜてしまえば、あとは常温放置でOKの簡単な作り方です。
まず準備するものは以下のものです。
・未開封の牛乳パックに入った新鮮な牛乳 1リットル
・カスピ海ヨーグルト 100g
・ティッシュ 1枚
・輪ゴム 1つ
・長めの金属製スプーンやマドラー
これだけです。
長めの金属製スプーンやマドラーは家にありますか?
これがあれば、ティッシュや輪ゴムなんかは普段から家に常備してあるという方も多いはずなので牛乳とカスピ海ヨーグルトを購入すればいいだけです。
では、作り方の手順をみてみましょう。
①牛乳を牛乳パックに入ったまま口を開けずに20℃くらいに温めます。
→パックのまま60秒ほど電子レンジで温めるのが一番楽ちんです。
ここで注意するところは、市販の豆乳の入ったパックのような内側が銀色のアルミ製になっているパックはそのままでは電子レンジ不可なので、煮沸消毒した容器などに移し替えて温めるようにしましょう。
②牛乳パックの開け口の内側には触れないように気を付けながら開封し、100ml程度の牛乳をパックから出して減らしましょう。
→カスピ海ヨーグルトを入れる分量を減らすためです。
この牛乳100mlは使わないです。
捨てるのはもったいないので、飲んだり料理に使ったりしましょう。
③カスピ海ヨーグルトを100gほど温めた牛乳に入れて予め煮沸消毒した長めの金属製スプーンやマドラーでよくかき混ぜます。
牛乳パックの口にティッシュを一枚かぶせて蓋をし、ティッシュがずれないように輪ゴムで固定します。
→ティッシュで蓋をするのは、カスピ海ヨーグルトに含まれる菌に適度な酸素を与えるためです。
④常温で放置する。
→室温20~28℃程度が発酵の適温とされています。
パックを放置する室温によって発酵までの時間は前後しますので、適温よりも暑い夏は冷房の効いた部屋に置くとか涼しい部屋に置くとか、適温よりも寒い冬は牛乳パックにタオルを巻いて保温するとか、季節に合わせて温度を調整するようにしましょう。
⑤液体だった牛乳がとろみのある状態にまで固まったら完成です。
→食べる2時間ほど前に冷蔵庫に保存して冷えたらおいしくいただけます。
以上がヨーグルトを常温で作る方法となります。
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ヨーグルトを常温で作るときには乳酸菌の働きやすい環境づくりが大事
今回は自家製ヨーグルトの種菌としてカスピ海ヨーグルトを使う方法をご紹介しました。
カスピ海ヨーグルトはクレモリス菌による発酵がすすむのですが、発酵に適した温度が20~30℃で室温にも近く、他の40℃ほどで発酵が促される普通のヨーグルトに比べると失敗が少なく簡単に作れる種菌とされています。
しかし、失敗の少ないカスピ海ヨーグルトを使用しても自家製ヨーグルト作りは失敗してしまうこともあります。
ヨーグルトを常温発酵させる際に、カスピ海ヨーグルトのクレモリス菌や他のヨーグルトの乳酸菌がうまく発酵しない場合の見極め方としては、牛乳が固形してくれない状態があまりに長く続く場合や、牛乳の表面に斑点ができてくるといった場合があります。
牛乳の表面にピンク色の液体が出てきたり腐敗したようなニオイが発生してしまった場合も失敗の可能性があります。
牛乳の固形については、固まらない理由のほとんどが温度か時間のどちらかの設定がうまくいっていない状態と予想されます。
ただ、液状の牛乳が固まりだすのはヨーグルト完成の最後の3時間程度と言われているので、表面にピンクの汁が出ていなかったり、変な臭い発生していない限りは心配せず気長に待つようにしましょう。
牛乳の表面に斑点ができたり、ピンク色の液体は出てきたときはヨーグルトにカビが生えていると考えられますのでもったいないですが、食べずに捨てるようにしましょう。
ヨーグルトをつくるための菌の発酵を促すためにはしっかり煮沸消毒した器具や容器をつかってカビの発生を抑制し、クレモリス菌やヨーグルトの乳酸菌が活動しやすい安定した温度環境を提供してあげることが重要なのですね。
まとめ
今回は、体にもお財布にも優しい自家製ヨーグルトの作り方や作るときの注意するポイントなどをご紹介しました。
はじめのうちはヨーグルトづくりに失敗することもあるかもしれませんが、一度自家製ヨーグルトづくりがうまくいくと、出来上がったヨーグルトを使って繰り返しヨーグルトを作ることもできます。
繰り返し作る場合は6回くらいまでなら出来るそうですよ。
ぜひ、あなたも美味しい自家製ヨーグルトづくりにチャレンジしてみてくださいね。
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