・洗濯機の脱水が弱ってきたらHelpサインかも?
・洗濯槽の汚れによって脱水性能が落ちている可能性もある
・市販のクリーナーと洗濯機の槽洗浄モードを活用して改善されることも
・洗濯機故障の微妙な前兆に気付くことはほぼ不可能
・洗濯機の寿命は、1日1回適切な使い方をして概ね7年から8年ほど
・買い替えでオススメなのが有名国産メーカーだが、各社特徴が違う
普段、私たちの服をきれいに洗ってくれる洗濯機。
生活必需品で毎日使っているからこそ、ついつい小さな異変を見落としがちになってしまいます。
中でも脱水は、「あれ?なんか今日はいつもより脱水が弱い気がする?」
と確信が得られないまま、気のせいかな?と流してしまいがち。
でもそれ、実は洗濯機からのHelpサインかも!?
白物家電がどんどん高性能になっている中で、なんだかとても機構的に複雑になっている気がしてしまいますが、実は基本的な構造はそれほど変わっていなかったりします。
特に洗濯槽をまわすという動作に関しては昔から変わっていません。
脱水は洗濯槽を高速で回転させることで洗濯ものから水分を飛ばしていることから、この洗濯槽を回す部品がへたってきたりしていると思ったような回転が得られません。
その為、脱水機能は洗濯機の健康状態を見るにも、もってこいな機能なのです。
それでは、脱水機能が弱っているから洗濯機はもう買い替え時なのかしら?
と思うかもしれませんが、その診断を下す前に実はいくつか試してみたいことがあります。
実は洗濯槽の汚れによって脱水性能が落ちている可能性も考えられるのです。
先程もお伝えしましたが、脱水とは洗濯槽を高速回転して洗濯物から水分を飛ばしています。
洗濯槽には無数の穴があり、洗いの時はその穴を閉めて洗濯槽を回し、脱水の時にはその穴を開いて洗濯槽を回します。
ここで少し余談ですが、一時期話題になった「穴無し洗濯機」。
こちらも洗濯槽を高速回転させて脱水をしています。
洗濯槽の見えるところに穴がないだけで、洗濯槽から水を排水しなくてはならない構造は一緒ですので、今回の記事ではほぼ同じものと考えて大丈夫です。
まず、洗濯機の脱水性能を落とす原因として「カビ」が挙げられます。
このカビが洗濯槽の穴をふさいでしまい、洗濯槽は高速回転しているのにも関わらず水がはけず再度洗濯物を濡らしてしまいます。
この場合は洗濯槽の掃除で直ります。
洗濯槽の掃除は分解等難しい事を考えずに、市販のクリーナーと洗濯機の槽洗浄モードを活用しましょう。定期的に行うのがオススメです。
槽洗浄をきちんと行っても脱水機能が回復しない場合、残念ながら洗濯機の故障を疑うことになります。
洗濯槽が清潔に保たれているにも関わらず脱水が適正に行われない原因はズバリ、「回転不足」によるものが大きいです。
洗濯機が壊れる前兆はある?下取りをうまく活用して買い替え上手!
では、洗濯槽を回す部品の劣化や摩耗が疑われるとき、その前兆などはあったのでしょうか。
結論から申し上げますと、あります。でも気付けるのは非常に稀なケース。
洗濯機は毎日使っているため作動音の変化に気付きにくい上、洗濯機を動かしている間はその他の家事などを並行作業している方がほとんどで、洗濯機が回っている間洗濯機の前にいる方はまれです。
その為、洗濯機故障の微妙な前兆に気付くことはほぼ不可能です。
早くて、「キュルキュル」というベルトが滑る音でおかしいと思ったり、「ガーガー」とモータから異音がしてびっくりして初めて壊れてきてるのかしら。と気付けるくらいかと思います。
プロの目や耳であればベルトのスリップオンやモーターの異音といった小さな異変に気付くことができますが、洗濯機を定期的にメンテナンスに出す人はそんなにいないですよね。
それでは、一日でもなくなると非常に不便な洗濯機。
壊れる前に買い替えるのが絶対オススメ。
洗濯機の寿命は、1日1回適切な使い方をして概ね7年から8年ほど。
その年数を越えている洗濯機は、「いつ壊れてもおかしくない状態」と思った方が良いでしょう。
「対応年数を越えてるけど、普通に使えてるよ?」と思うかもしれませんが、その普通に使えている状態で買い替えるのがベストな理由は下取り。
正常に動いている洗濯機かつ、製造から5年ならほぼ確実、10年位でも場合によっては洗濯機は買い取ってもらえるケースがあります。
洗濯機の下取りは買い替える際の家電量販店か、リサイクル業者がオススメです。
家電量販店の場合は新しい洗濯機を購入するときに、古い正常に動く洗濯機があることを伝えて買取りしてもらえるかを確認してから購入するようにしましょう。
新しい洗濯機の搬入と同時に引き取って買取してくれるので、これが一番手間のかからない方法です。
事前に型番を調べて電話で確認すると、よりスムーズに話が進みますよ!
リサイクル業者の場合は、まず見積もりを取るなどの話をしてからが一般的なケースです。
見積もりをするうえで気を付けたいことは運搬関係。
洗濯機自体を割と高めに買い取ってくれる見積もりが提示されても、アパートやマンションなどでフロアが高い場合などは少し高めの運搬料が必要になってくる場合があります。
また、業者さんによっては玄関までもってきてほしいといわれるケースもありますので、しっかりと確認をしてから決めることが後で後悔しないコツです。
条件がそろえば思ったより高額で買い取ってくれた!という事もありますので是非とも検討の一つに加えてみてください。
どちらも、完動品かつ付属品がそろっていることが条件になりますのでしっかりそろっているか確認しましょう。
洗濯機はどこのメーカーを選ぶといい?評判が良いのはやはり〇〇!その理由とは!?
洗濯機の故障・寿命・下取りについてお伝えしてきましたが、最後にどのメーカーの洗濯機がオススメなのかをお伝えしていきます。
まず、ずばりオススメなのが有名国産メーカーの洗濯機です。
有名国産メーカーの方が買取りをしてもらえる可能性が高く、買取金額も高く設定されている場合があります。
もちろん購入時の金額が少々高いという事もありますが、下取りはやはり買い取ったものを売る商売ですから有名国産メーカーの方が売りやすいとった背景もあるようです。
買取りの事をあまり考えなかったとしても有名国産メーカーはやはり日本市場にターゲットを置いて開発しているので、節水だったり、同じ容量でも省スペースな場所に置けるようコンパクトだったり、節電に気を配られていたりします。
家電量販店のランキングでも比較的値段が抑えられた海外メーカーのものよりも、少々値段が高くても有名国産メーカーの洗濯機の方が上位を占めていてレビューでも非常に評判が良いです。
メーカーごとに違った思想を持ち、独自のアプローチから洗濯物をきれいに洗おうといった取り組みがとても重視されています。
パナソニックのこだわりは泡と温水
洗濯機の中でお湯を作り出すので洗濯水栓にお湯がなくても洗濯物をお湯で洗う事ができます。
どんな汚れもそうですが、少し温めてあげることで汚れが落ちやすくなります。
さらにパナソニックこだわりは洗剤を泡立てることで徹底的に汚れを落とします。
洗いあがりもふんわりしていて、「柔軟剤必要!?」と思ってしまうほどです。
日立の洗濯機の特徴はなんといってもビートウォッシュ
日立のビートウォッシュ洗濯機をみてまず驚いたのが洗濯水と洗濯物を回すための攪拌翼がまるで海面のように波立っています。
この攪拌翼が効率的に洗濯物をきれいにしてくれます。
洗いやすすぎの時も、中から「ジャブジャブ」とリズミカルな水音が聞こえてくることからも、その性能の高さがうかがえます。
東芝の洗濯機の特徴はウルトラファインバルブ洗浄
パナソニックのように泡にこだわった洗浄方式で、繊維の隙間よりも小さな泡を作り出し、繊維の中の汚れまでも強力に落とします。
そのサイズなんと直径1ナノメートル。肉眼では到底見ることのできないサイズです。すごい技術力を感じますね。
繊維の奥の汚れを落としてくれることから、汗シミや襟汚れなどにも高い洗浄力を発揮してくれます。
ワイシャツやブラウスのお家洗いがとても綺麗に仕上がりますよ。
まとめ
今回は、洗濯機の不調から下取り、買い替えまでを想定して色々お知らせしましたがいかがだったでしょうか。
毎日使う白物家電はなかなか日々の変化を察知しにくく、壊れてからあたふたすることも多いですよね。
耐用年数などを把握して早め早めに手を打つことで不便な思いを防ぐこともできますし、やはり新しいモデルは環境とランニングコストを重視されています。
下取り金額も含めると、意外とあっという間に元が取れてしまったというケースも少なくなりませんので、是非とも実践してみてくださいね!
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