バナナの保存方法~保存法で効果も変わる!?バナナを冷蔵庫に入れてもいいの?!~ 

ここがポイント!
・バナナを房の状態で保存する場合は、バナナスタンド等に吊るすると長持ちする。
・吊るす場所がない場合は、弓なりになったバナナの盛り上がった側を「上」にして置くとよい。
・バナナを冷蔵庫で保存したい場合、1本ずつ皮ごとラップに包んで野菜室に入れる。
・冷凍すると、1か月もち、ポリフェノールも増加する。

 

バナナの安売りをしていたから買ったけれど、消費に困ることもありますよね。

そんな時はどのように保存するのがよいのでしょうか?

バナナを冷蔵庫に入れてはいけないと聞きますが、本当でしょうか?

 

保存方法によってバナナの栄養成分が変わるそうですよ。

今回はバナナの保存方法をまとめました。

バナナの栄養と効能についてはこちらに詳しく書いています。
バナナの効能・健康効果!

 

 

目次

バナナの室温保存は吊るして

 

バナナの保存に適した温度は15~20℃です。

直射日光を避け、風通しのよい場所で保存します。

 

冬場は室温でも冷たすぎる場合があるので、人の出入りのある暖かい部屋に置くとよいでしょう。

房の状態で保存する場合は、バナナスタンド等に吊るして、実の接地部分をなくし、バナナが実っていた時の状態に近づけて保存すると長持ちします。

 

バナナスタンドは100円ショップでも入手できます。

木製のものにステンシルやタイルで独自のデコレーションを施すのもおすすめです。

バナナスタンドにエアプランツなどを吊るしてお洒落なインテリアとして使っている方も多いそうです。

 

バナナスタンド等吊るす場所がない場合は、弓なりになったバナナの盛り上がった側を「上」にして、柄とお尻に重さがかかるように置くと、実の部分が机などに触れないので傷みにくくなります。

 

 

冷やして食べたいという場合は、食べる数時間前に冷蔵庫に入れるのがおすすめです。

 

バナナの冷蔵保存 ~バナナは冷蔵庫の野菜室が◎~

 

バナナは冷蔵庫に入れてはいけないとよく言われます。

これは、低温障害を起こして熟成が止まり、すぐに黒くなって、中が甘くなる前に傷んでしまうからです。

低温障害を起こす目安は13℃以下と言われています。

 

でも、室温で適度に熟したら熟成を止めたいですし、室温に置いておくと腐って食べられなくなってしまいそうな場合には、冷蔵庫に入れたいですよね。

 

冷蔵すると熟成が止まるので、お好みの熟し加減になったところで冷蔵庫に入れるのがよいのですが、ポイントがあります。

 

バナナはエチレンガスを出しているので、お互いにその影響を受けないように、1本ずつ切り分けて皮ごとラップに包んで冷蔵庫の野菜室に入れるのが適しています。

野菜室は冷蔵室よりも冷たくないので、低温障害を起こしにくくなるのです。

 

 

 

この部分からエチレンガスが多く発散されているので、ここを塞ぐことで、自分のエチレンガスで熟しすぎることを防止できます。

さらにこれを、新聞紙や梱包用クッションシートやラップなどで包み、ビニール袋などに入れて口をしっかり閉じて野菜室へ入れます。

冷気が直接当たらないようにすることで、低温障害を防止できるのです。

 

また、近くにリンゴやキウイフルーツなどが入っている場合にエチレンガスの影響を受けないようにすることもできます。

この方法ですと、10日~2週間程度保存でき、もし皮が黒くなっても中はきれいで美味しく食べられるそうです。

また、茶色くなったバナナはポリフェノールとリン脂質が増加しているので、抗酸化作用と胃粘膜保護作用のアップが期待できます。

 

 

 

バナナの冷凍保存  ~バナナは冷凍で栄養(ポリフェノール)が増加

 

バナナは冷凍保存もできます。

冷凍すると、保存期間を約1か月まで延長することができますし、抗酸化作用を持つ栄養成分・ポリフェノールも増加するそうです。

冷凍する場合も、熟成が止まるので、お好みの熟し加減になったところで冷凍しましょう。

 

冷凍する時の形は用途に応じて変えると使いやすくなります。

丸ごと冷凍する場合は、皮をむいて両端を切り落とし、丸ごとラップで包んでフリーザーバックに入れます。

 

両端を切り落としたものをラップにはさんで手のひらで軽く押しつぶし、そのままラップの形を整えて包んでフリーザーバックに入れて冷凍するのもおすすめです。

つぶしたことによってやわらかく冷凍できるので、そのままアイスとして食べるにも、小分けする時も、ミキサーなどにかける時も便利です。

 

好みの厚さにスライスして、くっついたり重なったりしないようにラップに並べ、フリーザーバックに入れて冷凍するのもよい方法です。

バナナの変色が気になる場合には、レモン汁をかけておくと変色を防ぐことができます。  

使う時は、冷蔵庫か室温で半解凍にするか、冷凍したまま使います。

全部解凍すると水分が出てべちゃべちゃになり水っぽくなるので、注意しましょう。

 

 

バナナを干して保存 ~ドライバナナはカリウムが豊富~

 

バナナを干して保存するのもよい方法です。

バナナを5~7mm厚さにスライスしてキッチンペーパーに広げて天日干しにし、べたつきがなくなったら更に網の上などで干します。

干す期間はお好みや天気によって異なりますが、2~5日程度です。

 

 

ドライバナナは、しっかり干した方が日持ちしますが、瓶などに乾燥剤と一緒に入れておくと室温で2~3週間保存できるそうです。

すぐに食べない場合は冷凍保存もできます。

お子さんのおやつにも重宝しそうですね。

 

まとめ

 

安くて美味しいバナナですが、まとめ買いをすると傷みが気になります。

冷蔵庫に入れてはいけないとよく聞きますが、野菜室での保存はバナナに適しており、低温障害を起こさないように工夫することもできます。

 

他にも冷凍したり干したり、いろいろな保存方法があり、それによって健康効果も変わることがわかりました。バナナをたくさん買ったらぜひ試してみてください。

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