「インテリアコーディネーターが教えるリビングカーテンの色の選び方」

ここがポイント!
・リビングカーテンの色は、ベースカラーまたはメインカラーと相性の良い色を選ぶこと
・サブカラー、アクセントカラーはカーテンの色に採用すべきではない
・既製品のカーテン幅の選び方としては、カーテンレールの長さ×1.1
・オーダーカーテンを買う場合は、カーテンレールのサイズをきっちり測ること

 

理想はインテリアショップのカタログに出てくるような居心地のいいリビングだけれど、自分でコーディネートするとなんだか妙な違和感があるリビングに仕上がったりするものです。

 

リビングのカラーコーディネートを違和感なく仕上げるには、実はカーテンの色選びに気を付けることが重要となります。

 

窓を覆うカーテンは人の視界に入る割合が多く、部屋の印象を大きく左右するものです。

 

一般的に、窓が大きくつくられる傾向にあるリビングルームでは、窓の面積は大きくなるので、なおさらカーテンの色は重要な存在となってきます。

 

今回は、インテリアコーディネーターの私が、リビングカーテンの色の選び方のコツと失敗しないポイントをお教えします。

 

また、インテリアショップでのカーテンの買い方もお教えします。

 

目次

リビングカーテンの色の選び方と注意すべきポイント

インテリアショップの店頭に置いてあるサンプルや、ネット通販、本型のカタログで自分の好きな色のカーテンを選び、いざ自宅でカーテンレールに掛けてみると、なんかしっくりこない…

 

部屋のイメージとカーテンの色が合わない気がする…

なんてカーテンの色選びに失敗した経験はありませんか?

 

まず、リビングのカラーコーディネートで失敗しないポイントとしては、ベースカラー、メインカラー、サブカラー、アクセントカラーをそれぞれ把握して、固定することが重要になります。

 

ベースカラーは主に部屋の壁・天井・床の色で決まります。

一般的に日本の住宅では、壁や天井は白やオフホワイトのような白っぽい明るい色が多く使われています。

 

一方、床は一般住宅に採用されることが多いフローリングでも明るいベージュのようなライト色から

濃い茶色のようなダーク色のフローリングなどもあり、色味は様々です。

 

メインカラーはソファやテーブル、テレビボード、ラグなど比較的大きめの家具類の色となります。

 

サブカラー、アクセントカラーはマットやクッション、小さめの照明器具など、比較的小さな家具類の色によって決まります。

 

リビングカーテンの色は面積が大きく、メインカラーを構成する要素が強くなるので、カーテンの色の選び方のポイントとしては、ベースカラーまたはメインカラーと相性の良い色を選ぶことがあげられます。

 

例えば、ベースカラーとなる部屋の壁と同じような色合いのカーテンを選べば、カーテンの色は主張しすぎず、壁面になじんだスッキリとした印象の部屋がつくれます。

 

メインカラーのひとつであるリビングソファと同じ色合いのカーテンを選べば、部屋のメインカラーとして、よりコーディネートされた印象が与えられます。

 

同じように、カーテンの色とラグの色とを組み合わせることもできます。

 

もし既に床のフローリング、テーブル、テレビボードなどが同じような木目調のカラーで統一されている場合は、その木材の色に合わせたカーテンの色にすると部屋全体が落ち着いた印象にまとまります。

 

注意しなければならないのは、一般的にマットやクッションなどのポイント色で決まるサブカラー、アクセントカラーはカーテンの色に採用すべきではないということです。

 

アクセントであるはずの色の面積が大きくなってしまい、部屋の印象がちぐはぐになったり、ぼやけてしましますのでこれはあまりおすすめしません。

カーテンの買い方と既製品カーテンサイズの選び方

では次に、カーテンの買い方・選び方と購入する時の注意点について紹介します。

 

カーテンの買い方は主に3つあります。

①.インテリアショップで既製品を購入

②.サンプルや店頭カタログを見てオーダー購入

③.インターネットまたは通販でオーダー購入

④.自宅にカーテン取扱業者さんを招いて採寸してもらい購入

 

昔はほとんどの人が④の方法で購入されていた時代があったそうですが、今は①~③の方法で購入される人も多いですよね。

 

①~③の方法でカーテンを購入する場合、基本的には自分で採寸してカーテンサイズを決めなければなりません。

 

まずカーテンを買う時のサイズの選び方ですが、カーテンレールの横の長さとカーテンレールから窓下までの高さを測ってから選ぶようにしましょう。

 

カーテンレールの長さと高さを測り間違えるとカーテンが短すぎる、または長すぎるという失敗を招くことになります。

 

既製品のカーテン幅の選び方としては、カーテンレールの長さ×1.1というものが多いです。

 

これは、カーテンレールの長さが1820㎜だった場合、

1820㎜×1.1=2002㎜≒2000㎜

として巾200㎝×1枚の片引きカーテン

または巾100㎝×2枚の両開きカーテン

を選ぶということです。

 

既製品のカーテンの長さの選び方は、カーテンレールから窓の下端までの高さよりも5~10㎝程度、少し長いカーテンを選びます。

 

カーテンの長さが短すぎると窓の下端が見えてしまいますし、長すぎるとカーテンが床に垂れてしまうことになります。

 

オーダーカーテンを買う場合は、カーテンレールのサイズがカーテンサイズの選び方の基本になりますので、きっちり測ってお店の人に伝えるようにしましょう。

 

まとめ

リビングの印象を大きく左右するカーテンの色選びは必然的に慎重になってしまいます。

 

でも、もしも失敗してしまったり、気に入らない場合でも気軽に付け替えることができると思えば

気が楽ではありませんか?

 

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