・扇風機は空気を循環させるだけ、スポットクーラーや冷風機もおすすめ
・扇風機の空気を循環させる機能を上手に利用して、部屋を涼しく
・部屋の窓や扉を2箇所開けて風や空気の通り道を作ろう
・夏の暑い日にはカーテンの洗濯もおすすめ
また今年もあつーい夏がやってきますよね!
夏が来たー!なんて呑気なことを言っている場合ではありません。
最高気温が25℃以上の日を「夏日」、
30℃以上の日を「真夏日」、
35℃以上の日を「猛暑日」と言いますが、
気象庁の観測データによると、2018年7月には
埼玉県の熊谷では最高気温41.1度なんて記録が観測されたそうです!
やはりこの気温では「家の中にいても熱中症になる可能性はあるから気を付けてください!」と呼び掛けられるはずです。
家で過ごすとき、暑さを乗り切るために重要な役割を果たしてくれるのがエアコンなどの電化製品ですが、エアコンは他の冷房器具などに比べてとにかく電気代がかかってしまうというイメージを持たれている方も多いのではないでしょうか。
実は、エアコンに頼らなくても部屋の温度を効率よく快適にする方法があるんです。
今回は、そんなエアコン以外で効率的に部屋を涼しくする家電の使い方や部屋を涼しく感じさせる方法をいくつか紹介したいと思います。
部屋の空気を冷やすことはエアコン以外でも出来る!
部屋の空気を冷やすために取り入れるエアコン以外の家電と言えば、扇風機を思い浮かべる方も多いでしょう。
しかし、扇風機は主に部屋の中の空気を循環させるための家電であって、冷気が出るような部屋の空気を冷やすエアコンに代わる冷房器具というわけではないんですよね。
そこでおすすめするのが、スポットクーラー(スポットエアコン)や冷風機です。
スポットクーラー(スポットエアコン)や冷風機は、物理的にエアコン(室外機含む)がつけられない部屋や、様々な事情によってエアコンが取り付けできない部屋にとって非常に便利な冷房器具となります。
スポットクーラー(スポットエアコン)や冷風機は、室外機なしの床置きエアコンのようなものですが、クーラー自体を部屋の中で自由に移動させたりできますし、人がいる場所や方向のみをねらって冷気を出すことができるのでとても効率的に、また局所的に使用することができます。
最近では、梅雨の時期に洗濯物の乾燥機能としても役立つ除湿機能や空気清浄機能が付随しているものも販売されているので、使う場所や状況に合わせた機種を選ぶことも可能となっています。
値段も1万円前後から手に入るので、通常の室外機込のエアコンよりも安く設置することができます。
スポットクーラー(スポットエアコン)や冷風機は本体価格が安い上、エアコンほど電気代もかからず、さらに壁付けでもなく室外機もないので取付に専門の工事業者を呼ぶ手間も省けるのが嬉しいポイントですね。
クーラーなしで部屋を涼しくする方法はあるのか?
部屋に充満するムッとした暑い空気を冷やすために使うエアコン以外の家電として、先ほどスポットクーラー(スポットエアコン)や冷風機などをご紹介しました。
しかし、スポットクーラー(スポットエアコン)や冷風機は置く場所によっては機械から出てくる排熱が気になってしまったり、機種によっては音が大きくて住宅では使い難かったりすることもあります。
また、種類が増えたといっても、まだまだ業務用タイプの商品の割合が多く、見た目のデザイン性に欠ける点も気になります。
そこで、手軽にできる冷房器具以外を使った部屋を涼しくする方法をご紹介します。
クーラー以外に夏に活躍する家電は扇風機がありますが、先ほども触れたように、扇風機は主に空気を循環させるための家電であって部屋の空気を冷やす家電というわけではないんですよね。
ですが、空気を循環させる機能を上手に利用して、部屋を涼しくする方法はあるんです。
ムッとした外よりも暑く感じる空気が部屋の中に充満している状態のとき、まず、風や空気の通り道となるように部屋の窓や扉を2箇所開けてください。
掃出し窓とドアや、部屋の対面や対角線上に位置する腰窓などの組み合わせが理想です。
次に外に面する窓の近くに扇風機を置き、外から部屋の中に向けるかたちで扇風機を回してください。
外からの空気を部屋の中に取り入れて、部屋にこもる暑い空気を追い出すようにします。
また、部屋にこもる温かい空気は部屋の半分より上部や天井付近に停滞しているので、扇風機の向きは部屋の半分より上向き(天井方向に向けて)回すようにしてください。
これはエアコンを使って部屋を冷やす場合も一緒なのですが、効率よく部屋を冷やすためには、足元よりも天井付近の空気を重点的に冷やすようにしてください。
そうすると部屋を冷やすための冷気が体に直接当たることも軽減され、冷たくなった空気も自然に下に降りてきて快適な環境になります。
また、夏の暑い日にはカーテンの洗濯もおすすめの涼み方のひとつです。
カーテンを洗った後、物干し竿には干さずに、脱水をかけた状態でカーテンレールにカーテンを吊るしてください。
そのまま窓を開けた状態でカーテンを乾かしてください。
すると、濡れたカーテンを通り抜ける時に冷やされた外からの空気が部屋の中に風と一緒に入ってきて、体感温度が下がります。
湿度の低い晴れた日であれば、カーテンレールに吊るされたカーテンは約一日で乾きます。
汚れたカーテンの掃除もできますし、部屋で涼むこともできるので、一石二鳥です。
濡れたカーテンをそのままレールに掛ける際は、カーテン自体の重さが軽いレースカーテンがおすすめです。
水を吸って重たくなってしまった厚いドレープカーテンは重さによってはカーテンレールを壊してしまう可能性もありますので注意が必要です。
まとめ
今回はエアコン以外を使って部屋を涼しくする方法をご紹介しましたが、いくら電気代がもったいないからといって命の危機とも言われる暑さの日にもエアコンを使わず過ごすことはおすすめしません。
電気代の節約も大事なことですが、脱水症状や熱中症などで病院に運ばれてしまっては意味がありません。
体調にも十分気を付けながら、エアコンばかりに頼るのではなく、時にはエアコンや他の電化製品なども上手に活用して一緒に夏の暑い日を乗り切りましょう。
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