妊娠初期に何故だかチョコレートがどうしても食べたい!と思う時があったり、
中にはつわりがきつくて何も食べられないけど大好きなチョコレートならなんとか口に入れられるかも…という人もいるかもしれません。
でも、あんなに甘くて脂質も高いチョコレートって妊娠中に食べても大丈夫なのかな?とふと不安になった事はありませんか?
チョコレートを妊婦が食べる事自体には実は大きな問題はありません。
ですが食べ方や食べる時期には少し気をつける必要があります。
今回は妊娠初期のチョコレートの食べ方についてお話しさせていただきます。
妊娠中は糖尿病のリスク増!?チョコレートを控えた方がいいと言われる理由とは?
妊娠中はお腹に赤ちゃんがいる、というだけでなく妊娠していない時と大きく身体が変化しています。
例えば血糖値。
妊娠中の場合、お腹の赤ちゃんに栄養をあげるために通常時より血糖値が高くなると言われています。
ですがその血糖値が上がる範囲が基準を超えてしまうと妊娠糖尿病と診断されてしまうんです。
妊娠糖尿病とは妊娠してから初めて発覚若しくは発症した代謝異常の事で、妊娠糖尿病を発症した人は出産後正常に戻ったとしてもなんと発症しなかった人の7倍も将来的に糖尿病になるリスクが上がってしまいます。
さてそんな怖い妊娠糖尿病ですが当然糖分の摂りすぎが大きな要因のひとつになっています。
ご存知の方も多いと思いますがチョコレートは糖分と脂肪分の塊です。
当然食事に気を使わなければならない妊婦にとって食べすぎは禁物ですよね。
そして意外と知られていないのがカフェインが多く含まれているということ。
これを私は妊娠してから初めて知ったのですがえー!チョコレートってカフェインが入っていたんだ!と驚いたことを覚えています。
カフェインも妊娠中には控えた方がいいと言われるか成分ですが何故かと言うと第1に赤ちゃんはまだまだ代謝機能がしっかりしていないためカフェインが胎盤を通じて身体に入ってきても上手く排出できないからなのです。
身体にカフェインが溜まって排出出来ないと発育に影響が出るだけではなく最悪の場合流産や死産してしまう危険性も高まってしまいます。
そしてカフェインは摂取したママの血管を収縮させる働きもあるので特に胎盤の完成していない妊娠初期にはお腹のハリに繋がってしまい流産のリスクを高めてしまう危険性もあります。
これらの理由から、妊娠中特に初期にチョコレートを控えた方がいいと言われているんですね。
妊娠中にどうしてもチョコレートが食べたい時の一日の摂取目安量
危険性がわかった上でどうしてもチョコレートが食べたい、ほんの少しだけでも食べることはやめておいた方がいいのかな…?と悩みますよね。
私も職場のお菓子コーナーには常にチョコレートがはいっていたり、私も主人もチョコレートが大好きな事から家にもチョコレートが置いてあったりとチョコレートの誘惑に抗えない事が多々ありました。
では一般的な板チョコ(ミルクチョコレート)1枚には一体どの程度のカフェインが含まれているのかと言うとコーヒー1杯の約⅙程度の20mgです。
ちなみにチョコレートに使われているカカオにカフェインが含まれているのでビターチョコレートであればミルクチョコレートよりもカフェイン含有量は高く、ホワイトチョコレートであれば低くなります。
日本での妊婦のカフェイン規定量はありませんが、世界的に見るとカフェインは一日100mg程度であればほとんど問題は無いとされているようです。
なのでカフェインの点だけで考えれば一日に板チョコ1枚程度の摂取であれば過剰に心配しすぎることはないという事になります。
ですがここでさらに問題になってくるのが先にお話した糖分と脂質ですね。
特に体重増加や妊娠糖尿病や高血圧等の合併症が指摘されていない妊婦さんの場合は板チョコ1枚程度であれば問題ありませんが何か産院で指摘を受けている場合は必ず医師に相談してから食べるようにしてください。
ストレスなく幸せなマタニティライフを過ごすために
妊娠中はもちろんストレスも良くないと言われています。
チョコレートが大好きなのにカフェインや糖質などを気にして食べられず過度にストレスを溜めてしまうくらいなら一日の許容量を守ってストレスフリーに過ごしましょう。
それでもどうしても不安!という方はかかりつけの医師に相談してから食べるようにすると不安を減らせるので一度チョコレートが食べたいのですが影響はありますか?と相談してみることをオススメします。
妊娠期間はたったの10月10日です。
お腹の赤ちゃんと一心同体なこの期間はとっても幸せで、辛いことも沢山あったけれど子どもが生まれた今少しだけあの日々に戻ってみたいな、と思う時さえあります。
あなたらしく赤ちゃんを迎えられるように、後悔のないマタニティライフが送れますように。
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