うしづま水辺の楽校

 

自然の中で子供と水遊びしよう!

静岡県静岡市葵区牛妻(うしづま)にあるうしづま水辺の楽校は、夏休み期間中、自然いっぱいの環境の中、無料で子供と水遊びが楽しめる場所です。

 

 

私にとっては、子供のプール嫌いをあっさりと吹き飛ばしてくれた印象深い場所でもあります。

今回はうしづま水辺の楽校のお出かけ情報をまとめました。

 

 

目次

うしづま水辺の楽校って、どんなところ?

 
 

 

「水辺の楽校プロジェクト」とは、全国各地の国有地を利用して国土交通省が展開する、子供たちに身近な自然体験の場を提供する活動です。

 

うしづま水辺の楽校もその一つで、安倍川の伏流水を引き込んで、子供が自然の中で楽しく安全に水遊びができるように整備されています。

管理・運営は、地元 牛妻地区の世話人会が国の許可を得て行っています。
世話人は皆さん60~70歳代のボランティアです。子供たちに人気のいかだやウォータースライダー、みんなが一休みする休憩所の日陰、ベンチなどはすべて世話人の方の手作りです。

 

泊まりのキャンプやバーベキューなどはできません。
石を投げてはいけません。
事故や怪我、荷物の管理などはすべて自己責任です。大きなお子さんでも、いつもどこにいるか気にかけているようにしてください。

 

トイレについて

 

簡易トイレが3つほど設置されますが、少なくとも私が行っていた頃は和式のみでした。おむつ替えシートはありません。

 

更衣室について

 

うしづま水辺の楽校には、更衣室はありません。

自分も困りましたが、女の子が人目を気にしながら着替えをしたり、盗撮被害にあったりするのはかわいそうだと思って、世話人の方に質問してみたことがあります。
しかし、国有地なので固定建造物は建てられない決まりになっており、仕方がないのだそうです。

休憩所の日陰もそれほど広くはないので、簡易テント(開いたりたたんだりが簡単なもの)をお持ちで、車でお越しになる方は、着替えの目隠しと日よけを兼ねてお持ちになることをおすすめします。

 

昼食、飲料水等について

 

うしづま水辺の楽校では昼食や飲料水、ジュース等は販売していません。
自然の中なので、近くにコンビニや飲食店、自動販売機、飲める水が出る水道もありません。

 

模擬店の実施は不定期で、来校者数や世話人の数によって決定されます。
メニューはかき氷、フランクフルトのみです。

バーベキュー等は禁止されています。昼食と水筒はもちろん、暑い季節ですので予備の飲料水(お茶等)を必ず用意してください。水温が低いので、温かい飲み物もお持ちになると身体が温まります。

 

服装等について

 

安倍川の伏流水を引き込んでいるため、水温がたいへん低くなっています。
ラッシュガードなどの着用もおすすめです。熱中症対策のため、帽子もあるといいですね。

 

また、水底は石がごろごろゴツゴツです。必ずウォーターシューズなど(ゴム草履は脱げやすいので適しません)を履きましょう。

 

うしづま水辺の楽校の楽しみ方

 

うしづま水辺の楽校には、魚のつかみ取りエリア、魚と泳ぐエリア、水遊びエリア(いかだ、ボート、ウォータースライダー)、幼児用プールがあります。

 

 

魚のつかみ取りエリア

イベント(不定期)でアマゴのつかみ取りが行われます。
例年開校日に行われることが多いです。

 

魚と泳ぐエリア

自然のままなので、大雨の後などは濁ることもありますが、通常はとても透明度が高く、魚がたくさん泳いでいるのが見えます。

 

ゴーグルをつけて泳ぐと、自分も魚になって一緒に泳いでいるような気がします。魚の他に小さなエビやカニなどもいます。

たもで魚を捕まえようとする子もいますが、すばしっこくて簡単には捕まりません。何か生き物を捕まえた子はちょっとしたヒーローになれます。

 

水遊びエリア(いかだ、ボート、ウォータースライダー)

ボートや、ボランティアの方が作って下さったいかだで川の中を一周します。順番を守りながら交代で、大きい子が漕いで、小さな子を乗せてあげているのが微笑ましいです。

 

人気のウォータースライダーも世話人の方々の手作りで、そりで滑ります。
滑ったら次の人が滑ってくるので危険ですから、すぐにどきましょう。
使ったそりは必ず自分で持って上まで行き、次の人に渡すか、元の場所に返します。

水をこわがるお子さんや、泳げないお子さんも、お友達が楽しそうにやっているのを見て、ついやりたくなります。ここがお父さんお母さんの思案のしどころです。

 

親御さんの対応は、お子さんの年齢や性別にもよりますが、だいたい3通りです。1つ目は、お子さんが乗ったそりを支えながらゆっくりと下りていく方法。2つ目は、下で親御さんが待っていて、水面に落ちる直前で止める方法。3つ目は、思い切って挑戦させ、着水してからできるだけ早く救い上げる方法です。

 

私が見ている印象では、バッチャーン!!と水をかぶってびっくりして大泣きする子は確かにいますが、後でまたやりたくなって滑っています。子供はたくましいなと思います。

かなり水しぶきが上がりますし、びしょ濡れの身体で泣きじゃくってしがみついてくるので、親御さんも着替えがあった方が安心です。

 

 

 

幼児用プール

小さなお子様用には幼児用プールがあります。こちらは川ではなく溜めてあるプールなので、太陽に温められて水温がそれほど低くありませんし、浅いので安心です。

 

その他

とにかく自然がいっぱいの場所です。昆虫もたくさんいます。川に足をつけて涼みながら緑をながめているだけで癒されます。

 

遊ぶ時の注意点

うしづま水辺の楽校は、川の水を引き込んでいるので水温がとても低いです。低体温症には十分に注意してください。時々水から上がる休息タイムがとられますので、指示に従いましょう。

 

急に天候が変わることがあります。すみきった青空に遠くからちょっと雷が聞こえてきたので、帰り支度を始めたらあっという間にたいへんな雷雨になったこともありました。

 

そのような時は、一気に川が増水して大変危険です。着替えやトイレは後回しにして荷物だけ抱えてとりあえず避難!!が必要になることもあります。
簡易テントはたたみやすいものをお持ちください。荷物もできるだけまとめておかれることをおすすめします。

 

うしづま水辺の楽校へのアクセス

 

うしづま水辺の楽校へはお車でいらっしゃる他に、静岡駅よりバスの便(安倍線 牛妻原 下車)があります。駐車場は無料で、河川敷の空いているところに並べて駐車する感じになります。

 

うしづま水辺の楽校へのアクセスはこちら

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利用時間・休校日について

 

利用期間、時間は夏休み期間中(7月中旬~8月末)の10:00~16:00です。休校日は毎週月曜日です。天候不良等で世話人会が危険と判断した場合も休校となります。

 

急な豪雨により中止になる場合もあります。ブログで随時お知らせがありますのでご確認ください。

 

うしづま水辺の楽校ブログはこちら

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お得な利用方法

 

うしづま水辺の楽校は模擬店で販売されているもの以外は無料です。利用も駐車料金も無料です。

 

だからこそ、ごみは持ち帰る、規則に従う、安全管理は自己責任など、ルールやマナーは守りましょう。また、帰りがけには、ボランティアで管理・運営してくださっている世話人会の方々に「ありがとうございました」「楽しかった」など、大きな声でお礼を伝えましょう。

 

うしづま水辺の楽校の近隣その他の見どころ

 

近隣に静岡市賤機(しずはた)都市山村交流センター「安倍ごころ」があります。農林業や山村への理解が高まり、市街地との交流が深まることを願って建設された施設で、入場無料です。

 

屋外には固定の遊具、乗り物遊具(プラズマカー、むかでキッカーなど)、足湯(温泉ではありません)などがあります。屋内ではフォーミング積み木や木の積み木、バルーンバレーや卓球なども楽しめます。いろいろなイベントも行われています。

 

「安倍ごころ」についてはこちら

 

うしづま水辺の楽校の魅力(体験談)

 

私が初めてうしづま水辺の楽校に行ったのは子供が年少さんの時のことです。行こうと思ったきっかけは、子供がプールに対して強い抵抗感を示したことでした。

 

うちの子はお風呂で遊ぶのが大好きなので、プールを嫌がるとは全く予想もしておらず、それまでプールへ行ったことはありませんでした。しかし、幼稚園から「水着を用意してください」と言われた途端に途方に暮れることになったのです。

まず、家で水着を試着させようとしただけで、泣いて拒否しました。やっとのことで水着を着せても、お風呂に浮き輪を浮かべただけで、大泣きです。普段にこにこして遊んでいるお風呂場なのに入れないのです……全く理解できずに呆然としてしまいました。

 

「これでは困るから、子供と一緒にプールに行ってみよう」と思っていた時に、このうしづま水辺の楽校のことを知りました。「魚と一緒に泳げるなんて楽しそう!もし子供が水に入らなくても無料だし、虫とりや魚とりだけでも楽しく遊んで来られそう!」そう思って、早速遊びに行ったのです。

最初は怖がる子供を抱っこして水の中をじゃぶじゃぶ歩き、魚が泳いでいるのを見せたり、みんなが遊んでいるのを見せたりしました。子供が自分で歩く気になると、手をつないで川の中を散歩しました。

 

そのうち、子供がウォータースライダーをやりたいと言ったので、私は思い切って挑戦させ、「子供が水をかぶってもいいから途中で止めない。できるだけ早く水中から引き上げる」と自分の心に決めました。

ジャッパーン!すごい水しぶきが上がって子供は水中に没し、私が引っ張り上げると、わんわん泣いてしがみついてきました。片手で子供、片手でそりを抱えて坂を上ると、子供は自分から下りて、まだ目に涙がいっぱいたまっているのに「もう一回やる」と言いました。

 

何度も何度もウォータースライダーを楽しみ、その後は、家の風呂場では泣いて嫌がっていた浮き輪に乗って、ぷかぷかと気持ちよさそうに波に揺られていました。その様子はずっと以前からプールが大好きな子供にしか見えませんでした。

 

その様子を写真に収めながら私は、呆然としていて風呂場で泣きじゃくる様子を撮影しなかったことを残念に思いました。そんなにもあっさりとプールを克服できた理由は、自然の力や楽しい雰囲気にあるのだろうと思っています。

 

まとめ

 

うしづま水辺の楽校は、自然を身体いっぱいに感じながら子供と水遊びができる施設です。飲食店も自販機も、水道すらありませんが、だからこそできる体験がたくさんあります。

 

自然の中にいると子供は、自分から挑戦する力が身体の底から湧いてくるようです。周りで楽しそうに遊んでいるお友達の姿も助けになります。

 

うしづま水辺の楽校でお子さんの生きる力を伸ばし、眠っている力を目覚めさせましょう。お父さんお母さんは日ごろのストレスを忘れることができますよ。

 

 

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