ちょっとした時に指先がきれいな人っていいなと思った事はありませんか?
本当におしゃれな人は、指先やつま先まで意識をしています。
ましてや爪がボコボコしていたらネイルをしても綺麗じゃありませんよね?
原因は何でしょう?
爪は、健康のバロメーターとも言われています。
出産時や手術の際に、ネイルを落とすように言われる事もあるかと思います。
もし何か緊急を要する事があった場合に爪でも健康状態が確認できるからです。
そのくらいに爪って大事な部分なんです。
例えば爪が青白い色調の場合は貧血、白濁している場合は糖尿病や慢性腎不全、青紫の場合は先天性心疾患や肺疾患。このような形で色調の異常からも健康状態が判断できます。
身体のあらゆる症状が爪に現れるので、爪の状況から自分の体調不良の原因まで突き止められます。
爪がボコボコしている人も要注意です。
さて、今回は爪がボコボコしている原因をお伝えしようと思います。
自分の爪をまじまじと見たときに「凹凸が気になる…」という方がいらっしゃると思います。
爪の異常には、先天性疾患によるものと後天的な爪の異常と二種類あります。
今回は、後天的に爪に異常が起きた場合の原因を究明していきましょう。
爪の表面のボコボコが気になる!凹凸ができる原因はなに?
まず、爪の表面のボコボコには2タイプあります。
1つめは縦線が入っているパターン
2つめは横線が入っているパターンです。
ひとつずつ説明していきますね。
1縦線が入っている
こちらは爪の縦筋(爪甲縦条)といいます。ネイリスト用語だとロンギトゥディナルストリエーションといいます。
爪甲の表面に縦に平行に線が現れます。
主に老化と乾燥が原因となります。乾燥に加え、胃腸の働きが弱まっていたり吸収力も衰えているのが原因です。
肌と同じで代謝が悪くなり水分が不足するために起こってくる現象です。
若い人よりも年齢を重ねた人の爪によく見られる傾向です。
2横線が入っている
こちらは爪の横溝(爪甲横溝)といいます。ネイリスト用語でボーズラインといいます。
爪甲の表面に横に線が現れます。
横線ができる原因は、爪の根元の後爪郭部へダメージがおきたからです。
ネイルケアで間違ったやり方をしていたり、甘皮の部分を傷つけてしまった場合に爪の再生がうまくできずに横溝ができる場合があります。
ドアノブで挟んだり、重たい物が爪の上に落ちたりして爪の根元の後爪郭部にダメージを与えてしまった場合、挟んですぐ溝ができるわけではありません。ダメージを受けた数か月後に出てきます。
爪は1日で0.1mm伸びると言われていますので、いつ頃ぶつけたものなのかがだいたい遡るとわかるかとおもいます。
そして、特定の爪だけに横溝ができている場合は爪周囲の湿疹や炎症が原因の場合もあります。
全ての爪が波打っている場合は慢性疾患の場合があります。内科や皮膚科を受診しましょう。
さらに横溝のできる指によっても推測できる疾患があります。
親指…ストレスや過労
人差し指…皮膚の疾患、炎症
中指…排泄機能の低下
薬指…気管支系の疾患
小指…神経系の疾患
一般的に言われている爪のボコボコによっての原因をお伝えしましたが、必ずしもそうとは限りません。
爪だけに限らず体調面でも気になるようであれば、内科又は皮膚科に相談をお願いします。
爪の根本のへこみを直して美爪を目指そう!ケアの仕方を教えて!
爪の縦筋については老化と乾燥とお伝えしまいたね。
爪は皮膚の表皮層から爪母によって作られ、角質化しています。
水分と脂肪を含んでおり、水分は健康な成人の場合で12~16%程度あり、季節や環境、年齢によって異なってきます。年齢を重ねるにつれ、爪も厚みをまし、成長のスピードも遅くなります。
いわゆる、お顔の肌と同じですね。
爪にも老化があり、水分がなくなれば乾燥するという事です。
では、どうケアしていけばいいのでしょうか?
爪も睡眠不足や疲労、そしてストレスがかかると縦線が入りやすくなります。
きちんとした栄養のある食事をし、睡眠をしっかりとることがまず大事になってきます。
爪は髪の毛と同じケラチンというたんぱく質でできています。
卵、牛乳、大豆、豚肉などを積極的に摂取していきましょう。
そして水分を失わない為に、爪にもハンドクリームを塗りましょう。
爪の根元には、爪母と言われる爪を作る大事な場所があります。根元にしっかりとキューティクルオイルを塗ってあげる事でへこみを無くし、しっかりした爪が生えてきますよ。
続いて爪の横溝についてです。
爪の根元にある爪母が傷ついたときに起きます。
強い衝撃で横溝ができた場合は、時間がたてばまた元の綺麗な爪に戻ります。
ですが、もう半年以上も横溝のある爪が生えてきている場合は神経系疾患や気管支疾患などを患っている可能性があります。一度専門医を受診してみてください。
爪は「健康のバロメーター」です。
老化や乾燥での爪の痛みは誰しもがなりうるものですし、保湿をするなどしてケアをしていきましょう。
根元を痛めた原因がわからないのに爪が痛んでいる場合はきちんと専門の先生にみてもらいましょう。
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