似てるけど違う!保育園と幼稚園は結局どっちがいいの?

 

子どもを育てる親にとって毎日エンドレスで湧いてくる悩みの種は尽きることがありませんが、子どもが1~2歳になるころ、親にとって新たな悩みの種となり得るのが子どもを保育園に通わせるか、幼稚園に通わせるかといった大きな二択の選択かと思われます。

 

悩みますよね、分かります。

親としては子どもにとって少しでも良い環境を整えてあげたいという思いもある反面、働いている親御さんであれば自分の仕事の都合も加味した上で保育園や幼稚園を選ばなければいけません。

 

でも結局のところ、保育園と幼稚園って外から見ていると同じように思えて違いがよく分からなかったりしませんか?

 

実は、この2つ全然違うんです。
園内での生活や親御さんの生活スタイルを比較すると、保育園か幼稚園のどちらへご自身のお子様を通わせるべきかが見えてきます。

 

そこで、今回は保育園と幼稚園の違いについてご紹介したいと思います。

お子様とご家庭には保育園と幼稚園のどっちが合っているのかをぜひ確かめてみてくださいね。

 

目次

幼稚園と保育園はどっちが大変なの?

 

親御さんは子どもを保育園か幼稚園かどちらかに通わせることによって子どもと離れる時間帯の自由度が増える点が楽になったり負担が減ったりするポイントではあります。

 

しかし、楽になるだけではなく、幼稚園や保育園に通わせることで増える負担や大変になることも出てきます。

 

増加する負担や大変になる点は幼稚園と保育園で違ってくるんですよ。

一体何が違ってくるのかよく分からないですよね。
初めての子どもだと、尚更です。

 

では、解説しましょう。
幼稚園と保育園で違いがどうして生じるかというと、そもそも保育園と幼稚園は何が違うのかということから始まっています。

 

幼稚園と保育園とでは、属する管轄が違ってきます。

幼稚園は文部科学省の管轄で教育施設という区分となり、園で働くスタッフは教諭免許が必要になります。

一方、保育園は厚生労働省の管轄で児童福祉施設となり、園で働くスタッフは国家資格の保育士資格が必要になります。

 

教育施設に通わせるか児童福祉施設に通わせるかとなると、しっかりした学習ができそうなイメージの教育施設・幼稚園か、国家資格保持者のスペシャリストに子どもを見てもらえそうな児童福祉施設・保育園か、どっちの方がいいという好みも分かれるかと思います。

 

ちなみに、幼稚園と保育園のどっちの良いところも捨てがたい!

という方には、近年、幼稚園と保育園の両方の特徴を併せ持った複合型保育施設である認定こども園も全国で増えていますので、まだ全国的に件数は多くはないですが、気になる方はご自宅の近くにあるかどうかを一度探してみるのもいいと思います。

 

具体的に幼稚園と保育園の違いとして明確なのは通園できる年齢などがあります。
幼稚園は3歳から、保育園は0歳から受入れ可能となっています。

 

そのため、0歳~3歳になるまでのお子様を園に通わせたい場合は必然的に保育園一択になります。

最近多い働くママたちは勤め先の会社を通して申請できる育児休暇は基本的に出産後1年間という場合が多いと思われます。

そうなってくると、子どもが3歳になるまで待っている訳にはいかず、幼稚園ではなく1歳になった時に預けられる保育園を探し出す必要があります。

 

育児休暇の期限が決まっている働くママたちにとっては3歳児までは保育園に通わせて、3歳児以降にそのまま保育園への通園を継続するか、幼稚園へ通わせるかを選択することになってきます。

しかしここで、3歳からはしっかり学習してもらえるように幼稚園に通わせたいわ、と思っている働くママたちはちょっと注意すべき点があります。

 

幼稚園と保育園の違いに子どもの保育時間に大きな差があります。

具体的には、保育園は保育に欠ける事情がある子どもが利用する施設とされるので事情があって家で子どものお世話ができない親や、共働き家庭の親が多く利用します。

そのため、朝は8時頃から夜は18時や19時まで長い時間子どもを見ていてくれる施設が多いです。

 

しかし、幼稚園は基本的に希望すれば誰でも通園できる施設で保育時間は保育園に比べて短く、多くが15時頃にはお迎えの時間となります。

また、夏休みや冬休みなどの長期休暇もあるので、フルタイムでの共働き家庭であれば、幼稚園への通園は毎日のお迎えが難しくて諦めざるおえない方もいらっしゃいます。

 

比較的時間に余裕のある親御さんは、子どもを幼稚園に通わせて15時頃にはお迎えに行き、それからスポーツ・音楽など習い事に連れて行ったりして有意義に過ごしている方もいます。
そのためか、幼稚園ママは専業主婦率が高めです。

 

ですが最近では、増加する共働き家庭の事情も考慮して幼稚園でも学童と連携していたり、延長保育があったり、夏休みや冬休みも別料金で預かり保育が行われている園もあるので、働いていても幼稚園を選択する親御さんも増えているようです。

 

また、幼稚園と保育園の違いには利用料金にも差がでてきます。

保育園は各自治体が窓口となって受入れを案内しており、利用料金は一律でなく世帯の収入額に応じた額とされています。

お住まいの地域の自治体によって異なりますが非課税世帯やひとり親世帯は優遇措置も設けられている場合が多く、収入の少ない方でも安心して預けられるようになっています。

 

一方、幼稚園は基本的に希望すれば誰でも通園できる施設なので園によって違いはありますが、どの世帯も収入関係なく一定額の徴収となります。

世帯収入が多いご家庭は保育園の方が利用料金が高い場合もありますが収入額が一定額に満たない家庭は保育園よりも料金が高くなります。

 

また、幼稚園は保育園に比べると制服や施設利用費など出費がかさむ傾向にあります。

私立の幼稚園ともなれば、年度始めなどにある程度まとまった額を用意しておかなければいけない場合もありますのでご注意ください。

 

 

保育園育ちと幼稚園育ちの違いなんてあるの?

 

保育園に通わせるのか、幼稚園に通わせるのかによって子どもの成長に違いは出てくるのでしょうか?

これは難しいところではあると思います。

 

幼稚園育ちは上品な子が多くて、保育園育ちは育ちが悪いなんてことを言う人もたまにいますが、
私個人的にはそんな風に思ったことはないです。

 

幼稚園育ちでも落ち着きなく走り回ったりうるさい子もいますし、保育園育ちでもしっかりしている子もいます。

結局、その子どもにとって合う環境であれば飛躍的に成長できると思われますし、あまり合わない環境であればせっかくの子どもさんの個性も埋没してしまう場合もありますしね。

 

ただ、親目線での意見ではやはり教育を目的としたカリキュラムが組まれている幼稚園での生活は、
その後の小学生以降の生活を見据えても学習の基盤となってくれそうで魅力的ではありますよね。

 

 

まとめ

今回は保育園と幼稚園の違いについてご紹介しました。

今回ご紹介したように、幼稚園と保育園とでは、通園スタートできる年齢や保育時間や利用料金に違いがあります。

 

この記事を読んでいただいている方の中には今、保育園にすべきか幼稚園にすべきかめちゃくちゃ悩んでいらっしゃる親御さんもいらっしゃるのではないかと思います。

 

でも意外と、保育園育ちが良いのか幼稚園育ちが良いのかなんて後から考えると別にどっちでもよかったね、なんて言ってる未来の自分がいるかもしれません。

お子様の性格や個性と、現在のご自身・ご家庭の生活スタイルに合っている方を選ぶのがベストだと思います。

 

保育園も幼稚園もどちらも父兄参加のイベントが開催されることも多いのでぜひ楽しい通園ライフを親子で楽しんでくださいね。

 

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