誕生日、出産祝い、結婚式のプチギフトなど様々なシーンで今人気なのがアイシングクッキーです。
平らなクッキー、砂糖と卵白を混ぜたアイシングクリームから作られています。
資格を取得すると個人でアイシングクッキー教室を開けるので、自宅で出来る仕事として注目を集めています。
好きな絵や文字を描いて相手に気持ちを伝えるなんて素敵ですよね。
今回は、アイシングクッキーの基本的な作り方をご紹介します。
大切な人の喜ぶ顔を見てみませんか!?
アイシングクッキーの基本と応用!キャラ作りも出来ちゃいます!
アイシングは粉糖と卵白を混ぜたクリームです。
これに色を付け、コルネという絞り袋に詰め、平らなクッキーの上に絵や文字を描いていきます。
乾燥させれば完成です。
既製品のクッキーとは違い、好みのデザインとメッセージをオリジナルで作れる点が魅力的です。
洋菓子店や百貨店のスイーツ売り場、結婚式のプチギフトなどで見かけるアイシングクッキー。
どのように作られているかご存知ですか!?
アイシングクッキーの基本的な作り方
1.プレーンクッキー
[天板約2枚分の材料]
・薄力粉 200g
・グラニュー糖 70g
・無塩バター 100g
・卵 1個
・バニラエッセンス(無くてもOK)
①バターは室温に戻しておく
②バターとグラニュー糖を白っぽくなるまで混ぜる
③②に溶いた卵を数回に分けて入れ混ぜる
④③に薄力粉を振いながら混ぜる
⑤生地をのばし、冷蔵後で30分以上寝かす
※割り箸を両端に置いて、麺棒を転がすと厚さが均等になりますよ
⑥オーブンを余熱170度に設定する
⑦型を抜き、オーブンシートを敷いた天板に並べる
⑧15~20分様子を見ながら焼く
アイシングが甘いので、クッキーは甘さ控えめです。
クッキーの表面を平らにすると、アイシングが描きやすいですよ。
2.ロイヤルアイシング(4~5色)
・粉糖 100g
・乾燥卵白またはメレンゲパウダー 3g
・水 15g
①粉糖と乾燥卵白を混ぜる
②水を入れ、ハンドミキサーで混ぜる
※約7分、ツヤが出るまで
③ヘラですくった時、ツノがゆっくりおじぎする程度
この状態であれば、ラップで包み乾かないようキッチンペーパーで覆いジップロックに入れ冷蔵庫で保存すると1週間程度持ちます。
3.着色する
①カップなどにアイシングを分ける(1色25g程度)
②爪楊枝でカラージェルを少しずつ加える
③パレットナイフやスプーンで色をよく馴染ませる
※Wiltonのカラージェルが使いやすいです
※1度ジェルに付けた爪楊枝は2度付け禁止
着色したアイシングは当日中に使い切って下さい。
4.アイシングの固さを調節する
縁取りや文字を書く、ベースに流し込む(広い範囲を塗る)、アイシングパーツを作るなど用途によって使い分けが必要です。
・かため
アイシングをスプーンで持ち上げた時、ツノがピンと立つ固さ。
お花や葉などのパーツを、口金を使って絞る時用です。
・中間
スプーンの背で持ち上げた時、ツノがゆっくりお辞儀をするくらいの固さ。
縁取り、文字や模様を書く、パーツを接着する時に使います。
・やわらかめ
すくって「の」の字を書いて3~5秒で跡が消える固さ。
広い範囲を塗り潰す時に使用します。
基本的なアイシングクッキーを作る時には、1色につき「中間」と「やわらかめ」のアイシングを作ります。
水を少しずつ加えるとアイシングが緩くなります。
5.コルネを作る
コルネとは三角形の紙をくるっと巻いた絞り袋のことです。
OPPシートと言うシート状のフィルムを使います。
①三角形の頂点を自分に向けてセット
②右手の角を回しながら頂点に重ねる
③左手の角を②の上に巻き付けながら頂点の下に重ねる
④頂点とそれぞれの角が約2cm重なることを意識しながら、コルネの先を尖らせるよう調整する
⑤3枚が重なった所をホチキスでとめる
OPPシートはクッキングシートでも代用できます。
6.アイシングをコルネに詰める
・中間の固さ
①スプーンですくって、コルネの先まで入れ込みます。
②スプーンを軽く押さえて引き抜きます。
コルネがずれないよう注意しましょう。
・やわらかめの固さ
①コルネの2/3弱まで流し入れる。
閉じた時にアイシングが漏れないよう、量を調節します。
②コルネを閉じる時は、手前に1回折ります。
③続いて両サイドを折ってくるくる巻きセロハンテープでとめます。
ぱっと見て中身が分かるように、やわらかめのアイシングにはマスキングテープで印をつけておくと良いですよ。
コルネは、中間の固さは細めに、やわらかめの固さはそれより少し太く、先を垂直に切ってアイシングを絞り出しながら使います。
準備は出来ました!
クッキーにアイシングで模様を描いていきましょう。
中間の固さのアイシングで縁取りをした中に、やわらかめのものを流し込んでいくのか基本の作り方です。
ベースを塗った後、完全に乾く前に他の色を入れるとドットやチェックなどの馴染み模様が出来ますよ。
しっかり乾燥させれば完成です。
自然乾燥でも可能ですが、ドライフルーツを作る際にも用いられるフードドライヤーを使うと時間を短縮出来ます。
せっかくのデコレーションが見えるよう、透明な袋に入れてラッピングするのがおすすめです。
その時、乾燥材を入れ、袋の口をラミネートして閉じると湿気ません。
乾燥材もラミネーターも100円ショップで入手可能です。
簡単な模様が描けるようになったら、キャラクターに挑戦してみてはいかがでしょうか!?
輪郭は転写シートを使ってクッキーに写すと、ある程度のバランスが取れます。
また、描きたい絵の上に透明なシートを乗せて描き写すつまりキャラクター部分をパーツとして別に作成し、乾いたら剥がしてベースを塗ったクッキーに乗せるという方法もありますよ。
更に技術を身に付けよう!アイシングは生卵の卵白で手軽に作れます!
アイシングをすぐに作りたいけど、乾燥卵白が手に入らない…
その場合は、卵白とグラニュー糖でもアイシングを作ることが出来ます。
・卵白 1個分
・グラニュー糖 150g
ボウルに卵白を入れ溶き、グラニュー糖を少しずつ加えツヤが出るまで混ぜ合わせれば完成です。
生卵の卵白を使用しているのでアイシングは長期保存せず、早めに食べるようにして下さい。
余った卵黄はご飯や納豆にかけると食材の無駄がなくなりますよ。
また、計量やしっかり混ぜることが手間だな…と思う時には、アイシングシュガーを使ってみてはいかがでしょうか。
アイシングに必要な素材が全て入っているので、水を加えるだけでクリームが出来ます。
時間短縮になりますし、失敗の恐れも低いので初心者でも安心です。
自分に合いそうと思った素材で試してみてくださいね。
更に技術を磨きたい方は、アイシングクッキー認定講師講座の受講がおすすめです!
必要な技術61種類を学ぶことが出来ます。
気になる費用は…?
・2時間×6回 97,290円(講座料金 66,800円+材料・道具・テキスト代 30,490円)
・認定料 20,000円(認定証・フリーレッスン用レシピ3枚付)
・年会費 3,000円
※価格は全て税抜き
なじみ模様やキルティング、お花絞りのなど、ワンランク上のテクニックを習得。
最後には自分でデザインした作品を作り上げます。
上達すれば、ケーキトッパーを作りウェディングケーキに飾ることも出来ますよ。
まとめ
可愛いデザインが自ら作れることで人気のアイシングクッキー。
普段お菓子作りもしないし、初心者には難しいと感じられた方は、お近くのアイシングクッキー教室に行ってみてはいかがでしょうか!?
準備は全て先生が整えてくれていて、基本のデザインをわかりやすく教えてくれますよ。
日々の感謝の気持ちをアイシングクッキーにして伝えてみませんか!?
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