あさりって美味しいですよね!
酒蒸しにしてもいいし、クラムチャウダーもいけます。炊き込みご飯にいれたりボンゴレスパゲッティにしたり 和洋中、主食もおかずもいけちゃうマルチな食材。
美味しいだけでなく栄養面でも優秀です。
鉄分、カリウム、カルシウム、亜鉛などのミネラルを豊富に含み、貧血予防に重要なビタミンB12の含有率は貝類第1位!
そんな主婦の味方のあさりですが、魚と違って砂抜きが面倒だし、保存法が分かりづらく、手がのびない…という人もいるのではないでしょうか?
でも、潮干狩りであさりがたくさんとれたときや スーパーで安売りしていたとき、気兼ねなくあさりを使えると嬉しいですよね。
実はあさりの保存法は難しくない
実はあさりの保存法は難しくありません。
あさりは砂抜きをしたあと、冷蔵保存なら塩水につけたまま、冷凍保存なら密閉できる袋にいれれば保存できます。
保存期間は冷蔵で1~2日、冷凍で1か月ほど。
冷凍したものは解凍せずに料理に使えるので、冷凍保存がおすすめです。
砂抜き、冷蔵、冷凍のくわしい方法
砂抜き、冷蔵、冷凍のくわしい方法を徹底解説します。
あさりの砂抜き、冷蔵、冷凍の方法と日持ち!まず基本的なあさりの砂抜きの方法です。
スーパーなどのあさりはだいたい砂抜きをしてありますが、 死んだあさりを見分けるためにも一度砂抜きをしておきましょう。
手順は以下の通り。
①あさり同士をこすり合わせて貝殻についた泥・汚れを落とす。
②平らなバットなどにあさりを広げる。
③3~5%ほどの塩水を、あさりが浸かるくらい入れる。
④バットの上に新聞紙をかぶせる。
⑤冷暗所で3時間ほど置く。6時間置くとなお良い。
⑥死んでいるあさりを取り除き、水道水で洗う。
新聞紙を被せるのは、あさりは暗い方がよく活動するためと、あさりの吐きだした水で周りが濡れないようにするためです。
砂抜きをすると、生きているあさりは貝を少し開いたり 水管という管のようなものを出したりします。
砂抜きをしてもぴったり殻を閉じたままのあさりは 死んでしまっているので、取り除いてください。
殻を開いていても、つついてみて殻を閉じなければ 死んでいる可能性が高いので、そのあさりも捨てましょう。
あさりの保存方法
砂抜きをした後、 冷蔵庫で保存する場合は以下の手順です。
①3%ほどの塩水にあさりをつける。
②あさりを入れた容器を新聞紙などで覆う。
③野菜室か冷蔵室にいれる。
あさりを入れた容器を密閉してしまうと あさりが死んでしまうので注意してください。
1~2日ほどが食べられる目安です。
塩水で濡らしたキッチンペーパーや新聞紙であさりをくるんで保存することもできます。
砂抜きをした後、冷凍庫で保存する場合は以下の手順です。
①密閉できる袋にあさりを平らに並べる。
②空気を抜く。
③冷凍室にいれる。
使うときは必要な個数取り出して、凍ったまま使いましょう。
電子レンジは破裂する危険性がありますので絶対に使ってはいけません。
冷凍保存なら1か月ほど持ちます。
調理にも便利なので、冷凍保存がおすすめです。
冷凍あさりが開かないのは?
冷凍あさりが開かないのは調理法に問題があります。
砂抜きをして冷凍したあさり。
いざ解凍して料理に使ってみると、なぜか半分以上が開かない!
開かないあさりは貝柱が腐っている危険なあさりと言われています。
せっかく料理したのに、泣く泣く半分以上を捨てる羽目に…。
そんな経験、あるのではないでしょうか。
確かに殻を開かないあさりは死んでいる可能性が高いです。
死ぬと一気に腐敗が進み、貝柱が溶けてしまうので殻を開かなくなるからです。
しかしそれは砂抜きの段階の話。
砂抜きで生きていることを確認して冷凍したのならそのあと冷凍で死んでしまったとしても貝柱まで腐っているとは考えにくいです。
でも殻を開くあさりと開かないあさりがいるのは不思議ですよね。
実はこの現象、解凍して調理する方法に問題があります。
冷凍あさりの調理のコツはとにかく最初から高温!
一気に熱を加えることで、凍り付いていた貝柱が縮み ぱかっと殻を開いてくれます。
ところが低温からじっくり熱を加えると凍った貝柱がとけていく段階で殻から外れてしまいます。
そのため、いくら加熱しても殻が開かなくなってしまうのです。
あさりを冷蔵庫で解凍してから調理すると同様の理由で殻が開かなくなることがあります。
砂抜き段階で死んだあさりを見分けられていれば 冷凍あさりが殻を開けなくても大丈夫。
そのまま調理してしまいましょう。
どうしても心配であれば、殻を開けないあさりを取り出し殻を開いてにおいをかいでみてください。
腐っていれば明らかにそう分かる異臭がします。
冷凍あさりにうまく殻を開かせるには、最初から高温で調理すること。
このポイントだけ覚えておけばあさりを無駄にすることなく使えますよ。
まとめ
女性は貧血になる人が多いそうです。
鉄分、ビタミンB12を豊富に含んだあさりは 定期的に食べたい食材ですよね。
砂抜きと保存方法さえ分かれば包丁を使う必要がないので、逆に料理しやすいのではないでしょうか。
あさりの旬は春と秋と言われています。
旬のあさりを食べて元気に過ごしたいですね!
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