子供がパパママに言われたことを理解しているのであれば、2歳になっても言葉が出ない、病気かもしれないと心配はあまり考えなくても大丈夫です。
とっても子供が大好きで子供のために一生懸命動き回るママの場合、ママ自身が子供から発した1つの単語で要求をママなりに解釈して子供の欲求を満たしていませんか?
そんな場合は子供から気持ちや欲求を細かく話すやり取りに 変化させていくと言葉の成長が早まりますよ。
相手に伝わる会話ができるようになるまでには、会話のステップアップを重ねる必要があります。
例えば子供が水を飲みたそうなそぶりをしながら「みず!」と言ってきたら、「水がどうしたの?」と内容を細かく表現した言葉のシャワーをかけて言葉のキャッチボールをたくさんしましょう。
子供の言葉が遅い? なぜなの? 2歳児,3歳児!
なかなか言葉が増えない、出ないというときは、子供と関わっている人の言葉の内容や行動をチェックしてみてください。
・「ブーブー」「マンマ」など赤ちゃん言葉で話しかけている。
・積み木を渡され、積み上げている積み木にママが勝手にのせてしまう。
・子供が指さしをしたものをみて、物を取ってあげたりしている。
上記の光景はよくみる子供と親のやりとりです。
ですが、このやり取りはおよそ1歳前後のやり取りになるのです。
ママは基本的に優しいから、子供が出すサインが少なくても感じ取って欲求を満たしてしまうことが多いです。
上記の例の中の赤ちゃん言葉は「あーうー」といった喃語と呼ばれる言葉が出る前から出始め頃を目安に使うことがベストです。
喃語が出たあとには 喃語から通常の「くるま」「ごはん」に切り替えると良いです。
隣で積み木を積んで遊んでいた子供から無言で渡された積み木を、積み木の上に乗せてあげてしまうパターン。
また、これ!とバナナを指さす子供に「バナナ食べたいのね」とママが先に子供の気持ちをくみ取ってあげるという行動。
子供から積み木をのせてほしい、バナナが食べたいとママが勝手に言われたかのように行動してしまうと子供は話さなくても要求が通ってしまいます。
言わなくても伝わるということが常時起こってしまうと満足して話す必要性を感じなくなります。
そのままでは言葉の発語が成長しないので、言葉のやり取りを取り入れましょう。
上記の例でいうと積み木を渡された場合は、
「ママはこの積み木をどこに積んだらいい?」
「この積み木をどうしたらいいのかな?」
これ!とバナナを指さす子供には
「これはバナナだね。バナナが食べたいの?」
「これは黄色いバナナだね、バナナがどうしたの?」
と子供の要望が出るような声かけに変化させるとgoodです。
子供が何か伝えてきたときには
「いつ、どこで、だれが、なにを、なぜ、どのように」で有名な 英語で習う「5W1H」を意識して、返答していくようにしたところ、 半年ほどで言葉の発語が伸びました。
2歳の言葉が早い?遅い?楽しみながら言葉のキャッチボール!
我が家の娘は些細な行動や言葉かけを改善したことで、一つの出来事に対して時間は要するようになりましたが、次第に言葉を話すようになって安心しました。
この時期にこのやり取りはとても重要なので、じっくりと付き合うこととなります。
癖はなかなか改善まで時間がかかるので子供はいまだに 「ママ、チキン(食べてもいい?)!」といいます。
笑ママはチキンじゃないもん!
チキンがどうしたの?と楽しみながら言葉の修正をかけています。
子供の気持ちを、子供が話せるきっかけづくりをすることで言葉の発語スピードはぐんとあがります。
ですが、やり取りを改善しても変わらない場合はやはり性格などの個人差やその他の原因があるかもしれません。
言葉が出ない原因というのは、他にも可能性がたくさんあります。
いろいろな可能性を考えてみてもやっぱりおかしいなと感じたときは、ママの母性本能を信じて、地域の子育て支援センターや保健師さんに相談してみることをおすすめします。
病気と判断されなくても参加ができる未就学児のことばの教室、小学生向けのことばの教室など、地域によって市が運営しているところもあります。
そんな言葉が出るようになるきっかけの可能性がある場所を用意してくれている地域もあるので、気軽に相談してみてください。
まとめ
男女差による言葉の出方の早い遅いは、 一般的に男の子の方が比較的遅い傾向があるとされています。
会話が成立するようになるまでには単語から述語と単語、そこからさらに5W1Hを加えて話す。
会話が成立するまでって意外と 長い道のりになります。
やり取りなど見直しをしても実際の会話に反映してくるのは 時間が必要最終的にはしっかりと話せるようになりますよ。
お子さんが言葉のやり取りを最初に学ぶのは 身近にいるパパママや家族です。
ぜひ、言葉のやり取りを楽しんでくださいね。
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