キッチンに出窓や小窓があると、そこから自然光が差し込んで部屋の中を明るくしてくれたり、ニオイがこもりがちなキッチンの換気ができたりと、何かと重宝するものです。
特に一軒家の住宅などでは採光や換気の目的で、キッチンに小窓や出窓が設けられている間取りは多くあります。
しかし、いくら小窓と言えども、その窓から家の中の生活空間が丸見えになってしまっては…
ちょっと恥ずかしいですよね。
それに、キッチンで必死に料理している姿を家の外に公開してしまうのもかなり恥ずかしいですし。
また、窓から部屋の中の様子が丸見えになってしまうと空き巣に狙われるなど防犯上も好ましくない状況になってしまいます。
そこで今回は、採光や換気などの機能はそのままに、キッチンの小窓をおしゃれに、尚且つ安全に目隠しする方法をいくつかご紹介したいと思います。
キッチンの出窓は棚のdiyスペースにぴったり!
キッチンに出窓がある住宅の場合、作業スペースから見てキッチンのワークトップ(作業台)の向かい側や左右などワークトップに沿う形で出窓が設けられていることが多いと思われます。
実はこの出窓、調味料やキッチンツールの収納など小さい棚を設置して細々したものを収納するのに最適なスペースなんです!
料理の最中によく使う調味料・スパイスなどはすぐに手の届くところに置いておきたいけど、
キッチンのワークトップスペースを狭くしたくないし、コンロ周辺に置いて調味料の瓶が油でベタベタになるのも嫌ですよね。
そんな時に出窓部分は丁度いい場所になるんです。
出窓にぴったり合うサイズの棚をDIYしてしまえば、おしゃれなキッチンが手軽につくれます!
横幅1m未満ほどの小窓や出窓サイズであれば、棚をDIYする材料はインテリアコーナーに
多数取り揃えのある100均の商品で十分まかなえます。
窓枠の素材が木製のウッドテイストの場合は、木製の棚を制作すると他のインテリアとも自然に馴染みます。
キッチンの収納棚の鏡板に木の素材が使用されている場合などは木製の棚の設置がおすすめです。
明るい色味のウッドで棚を作れば、カントリー調やナチュラルテイストなイメージにできますし、暗めの色味のウッドを選んで棚を作ればニューヨークオールドテイストのようなかっこいいクールな演出も可能です。
窓枠の素材がプリント合板などであった場合、スチール系の金属素材の棚や、カラフルなカラー素材を使用した棚でもキッチンをおしゃれな空間にできますね。
システムキッチンのワークトップの色と合わせるとそれだけでインテリアコーディネートが出来てしまいます。
また、出窓に設置する棚の素材を透過性のあるものにすれば、採光をできるだけ遮らずに収納スペースを設けることができますし、棚は背板がないタイプのデザインにすれば窓を開けた時の通風もできるだけ遮らない収納棚をつくることができます。
尚、出窓部分にDIY棚を設置して調味料など食品を置く場合、食品の品質を落としてしまうことにつながりますので、窓から入る直射日光にはご注意ください。
また、窓際にガラス素材のものや鏡など光を反射する素材を置く場合も、日光の反射や集光が火事の原因にもなりかねませんので、注意が必要です。
もし窓から入ってくる日光が気になる場合は、出窓と棚の間にカーテンを付けたり、窓に直接日光を遮る遮光シートを貼るなどの対策がおすすめです。
キッチンの窓には棚だけじゃない!リフォームせずにおしゃれに出来る方法
先ほどはキッチンの出窓部分に棚を設置すると機能的に使いやすい上におしゃれになるとご紹介しましたが、その他にもキッチンの窓を手軽におしゃれに出来る方法をいくつかご紹介したいと思います。
専門業者によるリフォーム工事などは一切行わずに自分でできる方法のみをご紹介します。
カフェカーテンをつける
カフェカーテンってご存知ですか?
これはカーテンレールが必要ないカーテンで、100均でも購入できる突っ張り棒などで、等間隔に穴の開いた布を波型に吊るすようなカーテンなのですが、設置が抜群に簡単で手間がかかりません。
窓枠の内側に突っ張り棒を取り付ける、または外すだけでカーテンの設置と取り外しができるので、面倒な工事作業などは不要です。
目隠ししたいときにサッと取付けられ、取り換えたいときやカーテンを洗濯したい時も
すぐに外せて便利です。
ウィンドウシールを貼る
これはキッチン窓のdiyの部類に入るのですが、出窓や小窓の窓ガラス部分に目隠しとして遮光タイプのシートを貼る方法です。
小窓用の目隠しシートがホームセンターなどで販売されているので、購入して自分で好きなサイズに切って貼るだけです。
これはキッチンの窓だけでなく、リビングなど外からの視線が気になる部屋の目隠しシートとしても活用できます。
すりガラスのようなデザインや、ステンドグラスのようなカラーが入ったきれいなデザインもありますので、自分の好みに合わせて選ぶことができます。
ロールスクリーンを設置
これは縦長の細長い窓がついている場合におすすめなのですが、キッチンの窓にロールスクリーンを設置するという方法です。
特にリビングとつながり、一体的な空間になっているようなオープンタイプのキッチンではロールスクリーンの設置は窓の印象をすっきり見せるのでおすすめです。
尚、ロールスクリーンを設置する場合はキッチンでの作業の邪魔にならないように
窓枠の外側に付けるのではなく、窓枠の内側に取り付ける内枠タイプがおすすめです。
それから、掃除や洗濯がしやすいようにスクリーン生地は防水・はっ水加工があるものやコンロの近くに窓がある場合には、安全のために防炎加工が施された生地のスクリーンを選ぶようにしましょう。
あと個人的な意見ですが、キッチンの窓にはブラインドはあまりおすすめしません。
見た目はおしゃれなのですが、一番の理由はやはり掃除です。
ブラインドはどうしても埃がたまりやすいつくりになっているので、清潔に保つにはこまめな掃除が必要になります。
キッチンは特に空気中に漂う油分も混じった埃が溜まりやすい場所ですので、頻繁に掃除ができる自信のある方以外は避けた方が無難です。
まとめ
今回は、採光や換気などの機能はそのままに、キッチンの小窓を自分でおしゃれに目隠しできる方法をいくつかご紹介しました。
毎日使うキッチンは快適でおしゃれな空間だと料理もはかどる気がしませんか?
ぜひご自宅のキッチンの窓にも取り入れて素敵な空間づくりを行ってみてください。
コメント