オリーブオイルが便秘に効果的であると聞いた事があるけれど、実際どうなのかしら?と思っていませんか?
結論から言うと、「効果あり!」です。
その効果のキーワードはオレイン酸!
オレイン酸には腸内環境を整えてくれる上、腸の働き(蠕動運動)を促進してくれる効果もあります。
腸内環境を整えると一言で括ってしまいましたが、オレイン酸が腸を刺激し悪玉コレステロールを減らしてくれるのが大きな理由です。
オリーブオイルの特徴は胃で分解されずに、腸まで届いてくれるのも特徴。
オリーブオイルという名の通りその正体は「油」ですから、便に染み込み柔らかくして更に腸内で潤滑油としても働いてくれるので即効性も期待できるのです。
エキストラバージンオリーブオイルは飲みにくい!オススメの飲み方はレシピにちょい足し!
エキストラバージンオリーブオイルは、オリーブの実だけを使って絞った純粋なオリーブオイルです。
そのため、新鮮であればあるほど苦みや渋みが感じられ、そのまま飲むには少々抵抗を感じるかもしれません。
しかしながら、このエキストラバージンオリーブオイルにこそ、先程ご紹介した便秘に効果的なオレイン酸が豊富に含まれています。
このオレイン酸は鮮度と共に失われてしまうため、出来るだけ新鮮なうちに生で摂取する事が便秘対策の秘訣です。
ここでは、色々な組み合わせでエキストラバージンオリーブオイルを飲む方法をご紹介していきたいと思います!
一日の摂取量はスプーン一杯分。朝と寝る前に分けて飲むと効果的!
オリーブオイルは飲んだ後、6~10時間程の長い時間をかけて腸に届きます。
その為、内臓の動きが悪い時や休んでいる時に腸の動きを助けるために摂取する事がオススメです。
イタリアンなどではお肉料理のお伴に良く使われるオリーブオイルですが、朝や寝る前には出来るだけ軽い物と合わせてオリーブオイルを摂取したいですよね。
今回お伝えしたいのは、便秘により効果的なオリーブオイルの摂取方法。
数あるオリーブオイルの飲み方の中でも、より便秘に効果的な飲み方を紹介していきますね。
先ずは出来るだけそのまま飲みたい場合は、スプーン半分程度のオリーブオイルにレモン汁を数滴たらして飲むのがオススメです。
オリーブオイルの苦みや渋みをうまく隠してくれる上、後味もさっぱりします。
気軽なため、この方法でオリーブオイルを飲んでいる方も多くいらっしゃいます。
何より洗い物も少なくて済むこの方法ですが、身体によいビタミンCも同時に摂取する事もできてオススメです。
徹底的に便秘対策を考えるなら、乳酸菌や発酵食品と合わせるのがオススメ。
朝でも夜でもカロリーをそれほど気にしなくてよいプレーンヨーグルトに、オリーブオイルを混ぜて食べると非常に効果が高いです。
元々ヨーグルトのような乳酸菌は腸内環境を整えてくれる働きがあります。
そこにオリーブオイルのオレイン酸が加わることで、更に便秘改善に効果が見込めるのです。
ヨーグルトで便秘対策を行っていて、イマイチ効果が見られなかった方も試す価値ありですね!
他には、オリーブオイルは以外にも和食にも合う!という事で納豆にオリーブオイルをかけてもおいしくいただけます。
納豆は発酵食品ですので、こちらも元々便秘改善に効果が見込まれる食品でオリーブオイルとの相乗効果も見込めますね。
忙しい朝には、パンに付けて食べるのがオススメ。
元々パンを朝食にしているのであれば、バターやジャムの代わりにオリーブオイルをつける事で気軽にオリーブオイルを朝食に取り入れる事が出来ます。
オリーブオイルだけでは味が物足りないのであれば、ほんのひとつまみの塩を振ってあげると味にメリハリが出来ておいしくいただけますよ!
できるだけ習慣的にオリーブオイルを摂取する事が便秘対策には大切です。
オリーブオイルを毎日飲むと美容と健康にも良い!?便秘改善以外に現れる効果とは!?
オリーブオイルによって便秘の改善が見込まれるのはお分かりいただいたでしょうか。
この項では、便秘だけでない!オリーブオイルを生活習慣に取り入れるメリットを紹介していきたいと思います。
まずご紹介したいのはアンチエイジング。
オリーブオイルにはポリフェノールとビタミンEが豊富に含まれています。
ポリフェノールがアンチエイジングに効果を発揮する、最も重要なキーワードは抗酸化作用。
色々な種類のあるポリフェノールですが、オリーブオイルにはヒドロキシチロールというポリフェノールが含まれており、別名オリーブポリフェノールとも呼ばれています。
このヒドロキシチロールには非常に強い抗酸化作用があり、身体がコラーゲンを作りやすい環境を作ってくれるので、美効果やお肌にハリを与えてくれる事が期待できます。
また、抗酸化作用には様々な健康に対するメリットもあり、肝臓の働きを助けたり、炎症を鎮めてくれたり、悪玉コレステロールを下げてくれたりと嬉しい効果がたくさんあります。
ビタミンEに関しては、抗酸化作用と血行促進、女性特有のホルモンバランスを整える効果が期待できます。
特に血行促進に関して、ヒドロキシチロールで綺麗になった血液を身体全体に行き渡らせてくれるのでアンチエイジング効果が期待できるというわけです。
血行促進効果はアンチエイジングの他にも肩こりや冷え性の改善も期待できます。
良いことばかり書いてあるけれど逆にデメリットはないの!?注意点を混ぜながら白状します。
メリットばかり書いてしまいましたが、良いことづくめで逆に心配になってきました?
では、白状いたします。
便秘改善・美容効果・健康促進とメリットだらけなオリーブオイルですが、実は少々デメリットも存在します。
それはズバリ、カロリーとコストです。
オリーブオイルは植物であるオリーブから作られているとはいえ、オイルはオイル。
カロリーはそれなりにあります。
先ほどお伝えした、スプーン1杯でだいたい100kcal程のエネルギーがあります。
成人女性が1日に必要なカロリーは2000kcal弱です。
健康習慣のためにスプーン1杯のオリーブオイルを摂取するくらいであれば全く問題はありませんが、ハマりにハマってしまいパンにサラダにと、次々とオリーブオイルをかけてしまうとあっという間に高カロリーなものになってしまいます。
なんでも「過ぎたるは…」ということを意識してください。
次にコスト。
先ほど少しだけ出てきたエキストラバージンオリーブオイルという種類。
オリーブオイルの種類は「バージンオリーブオイル」と「ピュアオリーブオイル」の2つに大分類されます。
バージンオリーブオイルはオリーブのみを絞った純粋なオリーブオイル。
ピュアオリーブオイルとは、オイルを精製しバージンオリーブオイルと混ぜたもの。
ほとんど別物と呼んでも良いほど作り方に違いがあります。
言うまでもなくバージンオリーブオイルの方が純度が高く高価です。
そしてバージンオリーブオイルの中でも特に品質が高いものを「エキストラバージンオリーブオイル」と言います。
今回紹介した効果を最も高く見込めるのがこのエキストラバージンオリーブオイル。
これが中々選ぶのが難しく、国際オリーブ協会が定めた基準ではエキストラバージンオリーブオイルは100gあたり酸度0.8%以下のオイルとなっています。
中にはそれ以上の酸度であっても商品名に「エキストラ」をつけていて、選ぶのに少々迷ってしまうこともありますが、しっかり見定める事がとても重要となります。
とは言え、「酸度?わからないよ。」…確かに。
そこで簡単な見分け方!
100mlあたり300円以下のものは、国際オリーブ協会が定めた基準を満たしたエキストラバージンオリーブオイルではない可能性があります。
というのも、それ以下の値段でそれだけの品質のものを売ってしまうとオリーブ農家の採算が合わないからと言われています。
非常に高い効果が見込めると言っても、ちょっと躊躇してしまう値段ですね。
でも、生で飲むのが効果の条件ですから是非品質の良いものを選んでくださいね。
まとめ
今回はオリーブオイルの便秘改善を筆頭に、美容効果、健康改善について、デメリットを少々添えてお伝えいたしました。
長くなってしまいましたので最後に要点だけまとめましょう!
・オリーブオイルはエキストラバージンオリーブオイルを選ぶ事。
・1日スプーン1杯を朝と寝る前に生で飲むもしくは何かと混ぜて摂取すると効果的。
・エキストラバージンオリーブオイルを選ぶ時は100mlあたり300円以上の物を選ぶ。
でした。
女性に非常に嬉しい効果が盛り沢山なオリーブオイル。
便秘が解消される頃には、あなたのお肌や健康も良くなっている事でしょう!
是非お試しくださいね!
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